和田行男の婆さんとともに
「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。
- プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)
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高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。
頭がいたいわ
6日㊐に新型コロナワクチン第一回目の集団接種に行ってきました。一般市民高齢者の枠組みでの接種です。
9時15分枠で予約できたのですが、僕が並んだところには30名くらい並んで待っていたかな。隣の列は9時30分予約組。小学区のピロティ―に椅子が並べられ、そこで待機。
時間が来ると接種会場の体育館へ移動。手指消毒、検温、予診①で事前配布された問診票を渡し、予診②で問診票の内容を確認され、予診③で医師から状態確認され、いよいよ接種。医師から注射を接種されたのは何年振りかなぁ。
二回目の予約確認が終わると15分間その場で様子観察時間を過ごして完了。雑誌でも持っていけばよかったと悔やみました。何もしない15分は長く感じましたから。
大変失礼な言い方で申し訳ないのですが、高齢者枠なので高齢者ばかりですから「僕も高齢者の枠組みに入れてもらえたんだなぁ」と周りの方々を見てつくづく思いましたし、「この枠組みに入ると僕もひよっこだなぁ」とも思いました。
国鉄にいるとき定年を延長して働いていた大先輩の前で定年直前の先輩が「おれも年取ったし定年で辞めるわ」と呟いたら、大先輩が「何を言ってるんや、この若造が!」ってカツ入れられてましたもんね。それを想い出しました。
接種した直後からしばらくは何ともなかったのですが、夕方から注射した腕に痛みが出て、連れ合いによると22時過ぎウトウトしている最中に、結構痛がっていたようで、翌日も痛みは和らいだものの残っていました。
痛くなることを予測して左手に注射しておいてよかったです。利き手(右)なら生活に支障をきたしたかもです。
翌々日、痛みは引きましたが軽い頭痛が起こりました。因果関係は「?」ですがね。
若い女性の中には痛みや腫れ、頭痛も酷い方もいるようなので、接種後の休みは確保しておく方が良いでしょうが、それも又思うようにいかないのが人手不足の介護業界の頭痛の種。
職員さんに接種の時期をずらしてもらうのも難しい現状がありますから、しばらくはご家族等に伝えて、利用者・入居者支援において入浴の介助を控えるとか「普段通り」のことはしないで「職員保護の日」を設けても良いのでは。
二回目の接種は27日。二回目の方がきついようなので覚悟を決めて挑みたいと思いますが、翌日には360キロの道のりを運転しなければならず、それを考えると頭が痛くなります。
写真
最近、真っすぐを狙っても真っすぐになれない。
車をバック駐車するとき、自分では真っすぐ入れたつもりが真っすぐじゃないし、写真のように水平線が傾く。
糖尿病で目にきてるのかな、根性がゆがんできたんやろか。まっすぐ駐車できない知人のことを笑えなくなってきたわ。