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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

COVID‐19 出現前からコロナ禍状態

 昨夜、久しぶりに人前で話す機会を得ました。「未来をつくるkaigoカフェ」という会の皆さんにお招きいただいた「リモート・カフェ」で、願わくば「リモート避け」の僕でしたが、意外にとても愉しかったです。

 以前このカフェには「注文をまちがえる料理店」のことで仲間と共にお招きいただいたことがありました。また、ベトナム・ハノイで、このカフェの仲間たちが開催する「介護カフェ」にお招きいただいたこともあり、日本でもベトナムでも主催者の熱意に感心していたのですが、今回はzoomを使用しての会ということで、ちょっぴり躊躇感をもちました。

 全国各地から100名を超える方々が参加してくださったようですが(というのも画面には4~5人しかいなかったので、実際のことはわかんないんです。ハハハ)、驚いたのはグループワークができたこと。すごいねェ、感心しました。

 僕はカメラを前にして無観客のなかリモート形式で話すのがとても苦手(参加者を一同にしないと緊張が解けないんです)で、どなたかとの対談や参加者からの質疑応答形式でしかお引き受けできないので、今回もそうしていただいたのですが、離れた場所からグループワークにお邪魔して口を挟ませてもらえる方式は、僕的にはクセになりそうです。

 というのも、人と人が関係を築こうとして・築いて話し合っている・考え合っている中に、人見知りな僕はどうやっても入り込めないのですが、リモートだと人肌のぬくもりを感じない分、ほぼ個人と個人の関係で気楽に・気軽に参画できたからです。参加された方はたまったもんじゃなかったでしょうがね。

 今回のように一方通行で喋るタイプではなく、参加者とやりとりのあるタイプならリモート形式でもOKだなと思えましたし、覗ける小部屋(=グループワーク)があれば尚いいなぁ!!と思えました。

 今回は「コロナ禍における認知症ケア」というお題でしたが、僕が伝えたかったことは、「己の能力ではなく我を取り巻く環境で自身の生きる姿を変えられた僕らが感じる窮屈さ・不自由さ・理不尽さを、介護施設に入居している人たちはこのコロナ禍状態をずっと強いられてきたんじゃないかと思えたかどうか」ということだけ。

 意思を含めて能力を発揮できないって、能力に満ち溢れているヒトにとって、ほんとつらいよね。

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 いよいよ届きました「ワクチンクーポン券」
 ワクチンを人よりも早く接種したいわけではありませんが、基礎疾患のある高齢者枠にいる僕ですから、早かれ早かれ届くと思っていたので「来た!」って感じです。ちなみに僕の第一声は「またブログのネタがきた」だったようです。
 ただ、これが届いた=接種ではなく、これから接種予約完了までがなかなか厄介で、僕は家族の力で完了できましたが、高齢者世帯や一人暮らし高齢者にはハードルが高いのでは。
 ファイザー製のワクチンは、すでに接種した医師等に聞くと、個人差はあるようですが、大なり小なり倦怠感と微熱は出現するようで、若年の女性は長引く人が多いと聞きました。またレポートしますね。