和田行男の婆さんとともに
「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。
- プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)
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高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。
Web&Liveナ出会い
先日初めてオンライン就職面接に参加させてもらいました。
今じゃ会社説明会なんかもオンラインが普通のようですが、慣れなのかどうかはわかりませんが、僕には難しかったで
求職者と僕らがカメラを通してパソコンに映し出された画像と音声で、会社の説明をしたり質問にお答えしたりするのですが、画面越しというのが、どうも違和感があり、しっくりこなかったですね。
面談形式の面接は、僕には「ライブ」って感じなので、求職者と一緒に空間を作り上げていく感覚です。
だから、その空間に「しっくり感」がもてないと求職者との波長があってないと判断でき、「なんでしっくりこないのか」への微調整をかけられるんですが、画面越しの画像だと、まず共有する空間がないことそのものに違和感があり、一緒にいることへの面接上重要となる緊張感がなく、さらに「よし、一緒につくり上げようぜ」のモチベ―ションがあるわけもなく突入するので、最後まで「どうしたらいいんだろう」が残った感じでした。
それにカメラって小さくても意識してしまい緊張を引き起こすので、姿勢も喋り方もぎこちなく、まるで観客のいないスタジオ録画のような感じでしたが、聞こうとする人が目の前にいてくれるから「火事場のバカぢから状態」が生まれて安心感をもてる僕には不向きかもしれないと思いました。
とはいえ、コロナ感染対策上Webは必然。イヤでも対応していくしかないわけで、慣れるしかない。
というか、実はコロナで早まっただけで時代の流れとして「非接触型就職面接」は必然だったんでしょうから、時代の節目を現役として生きる僕にとって乗りこなさねばならない必然なんでしょうね。
でも今回は何とか、一緒に面接に立ち会った連中の力で「体験してみたいです」と言ってもらえたようで、次は同じ空間を共有するライブな出会い。楽しみに待ちたいと思います。
追伸
コロナで多大な被害を受けた方がたくさんいることでしょうが、先日親の誕生日に花束を買いに行った連れ合いが帰ってくると「コロナの影響で式典という式典が軒並みストップして花が作っても売れなくなったのと長雨のダブルパンチで花農家がバタバタ辞めてしまい、花が入荷できなくなっているんだって」と話してくれました。
その花屋さんは以前ブログで紹介したランがタワー状に並べられている店ですが、ランもバラも作り手がいなくなってきて入荷先に困っていると嘆いていたそうです。
まさに人の暮らしの華がウイルスに蝕まれているって感じですね。
写真
いない・いない・ばぁ~
アッパッ・パぁ~
も、マスク越しでされてチビは笑えませんよね。