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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

創造師


 カンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバルという、世界中のクリエーターたちがその作品を競うコンクールがフランス・カンヌであり、それに参加するために成田空港に来ていますが、今しがた仲間からステキなメールをいただいたので、ご紹介します。


 介護職の求人がいつの日か「クリエイティブなお仕事のコーナー」に掲載されたのが嬉しいなって思っています。
 先日、自分がケアマネとして関わっていた方の支援が終わり、初めてそんなことを思いました。

 がんの末期の方に関わった半年間、極まる緊張感やすれ違いもありましたが、振り返ると、本人、家族を中心に、関係者みんなで舞台を創り上げた感じが残りました。

 福祉用具の担当者は単なる道具屋ではなく、訪問入浴の担当者はお風呂屋さんではなく、診察するだけの医療でなかったから産み出せた、本人の姿や本人を代弁する家族の決断があったように思います。
 そして自分も単なる連絡調整役ではなく、みんなが同じ方向を向き、想像力と創造力を発揮するために、縁の下の力持ちになって、これからもっと役に立たなくては思えました。

 一人の支援が終結した時に、チームが解散式のような振り返りの時間が必要だなって本気で思います。
 やっぱりクリエイティブな職業だと思われるようになりたいです。


 僕は介護の仕事はクリエイティブな仕事だとずっと言い続けてきましたが、こんなメールをいただくと嬉しくなってきます。ステキですよね。ほんと「想像と創造の力」が必要ですものね。

 このブログがアップされる6月17日、僕はフランスのカンヌに居ます。
 カンヌ映画祭と同じ会場で毎年行われるこのフェスティバルに「注文をまちがえる料理店」というプロジェクトを、7部門に出品することになりました。

 そこで、一般社団法人注文をまちがえる料理店の理事長として、皆さんからいただいた寄付金で僕が参加できることになった次第ですが、介護福祉士としては初参加かもしれませんね。

 このコンクール、介護業界の僕にはまったく無縁かと思いきや、ここには福祉施策に大きなインパクトを与える作品がノミネートされ、それが世界中の人たちに共感を呼び、賞をとり、世の中を動かすきっかけになったりしているようですから、大いに関係するフェスティバルとも言えます。

 またブログや下記案内の「カイゴの晩餐」でご紹介させていただきますね。
 では、行ってきます。

写真

 大きなプリン???
 違います、鍋の出し汁です。
 料理も又、創造の世界ですね。美味しかったわぁ


■ご案内
6月26日(水)19:00~20:30 中央法規出版ホールにて
和田行男さんトークイベント「カイゴの晩餐」を開催します。
当日は、和田さんが皆さんの悩みや疑問に直接お答えします。
イベントについての詳細は以下をご覧ください。
https://www.facebook.com/ohayo21

<応募方法>
「おはよう21Facebook」「メール」「FAX」にて受付。
氏名・勤務先・メールアドレス(またはFAX番号)を記載のうえお申し込みください。
<お申し込み・お問い合わせ先>
おはよう21編集部
mail:ohayo21@chuohoki.co.jp
FAX:03-3837-8032
TEL:03-3834-5812
(受付時間:平日9:00~12:00、13:00~17:00)

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