和田行男の婆さんとともに
「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。
- プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)
-
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。
最近あれこれ
パソコンが壊れました。
書き上げていたあれこれ原稿もデータもパーになってしまいました。
細かくバックアップしていないので一からやり直さないといけないあれこれがいくつも。ハーッ…
コメントをいただいた方へのコメントも、僕にしては丁寧に書き上げてきていただけに申し訳なくて。めちゃくちゃ忙しいので、じっくり書き上げるには、もう少しお時間をください。
さて、最近やっていることをいくつかご紹介します。
注文をまちがえる料理店at厚生労働省
3月4日~5日、「注文をまちがえる料理店at厚生」というイベントをやりました。名前のとおり、厚生労働省の中・龍幸という中華料理屋の一角を貸し切っていただき「注文をまちがえる料理店」を開催するものです。
4日昼と夜、5日昼の3コマですが、2017年の時とは違って、働いていただく方とは、一般社団法人注文をまちがえる料理店と「雇用契約を結んで給与を支払う」という「当たり前にして画期的」なことを実現します。
有料老人ホーム、グループホーム、特定施設に暮らす方々、デイサービス、小規模多機能型居宅介護を利用している方々、50歳代から90歳代22名の方々にホールスタッフとして働いていただき、1名の方は元プロカメラマンなので写真班で活躍していただきます。
残念ながら一般の方々は参加できませんが、厚生労働省の皆さんに「注文をまちがえる料理店」を味わっていただければ、世の進歩に結びつくかなと。予約はあっという間に埋まったので、頼もしい限りです。
いつも、いつも思いますが、こうやって認知症の状態にある人自身が世の中を切り開いていくんですよね。
注文をまちがえる料理店は、名称を変えながら各地で取り組まれており、神奈川県湯河原、群馬県伊勢崎、岩手県北上、滋賀県大津で企画が進んできています。
お近くで案内を見たら、実行する側でも食べに行く側でもよいので、覗いてみてやってください。もちろんカンパ参加も喜ばれますよ。
トークの会
中央法規出版「おはよう21」という雑誌の企画で、偶数月に東京台東区にある出版社の本社ビルで「トーク会」をやっています。
2月初頭にオープニングイベントとして「日本一かっこいい介護福祉士」と呼ばれている杉本さんと対談でスタート。先日、僕の会が始まりました。
今回と次は、40歳代の若手にも僕と一緒に前に座っていただき、参加者からいただいたQに対して一緒に答えていく形式ですが、やってみて思ったのは、この形式はこの2回だけにします。
なんで???
2時間近くずっと座りっぱなしは、自由に動き回りながら喋る僕には酷だから。
僕的にはなんで動き回るかというと緊張しないようになんですが、座りっぱなしということは緊張が続くってことですからたまりません。ほんと聞いてくださっている方々はすごいね。僕には耐えられないです。
まだ主催者と内容までは相談していませんが、10月分は11日に開催することが決まっています。
この日は19時開始・翌朝7時終了12時間ぶっ通し酒持ち込みトーク会をやらせていただく予定で、僕の構想としては「ナオトは見た!和田さん婆さん救出劇支笏湖編」「名著大逆転の痴呆ケア飴と鞭噺」「NHKプロフェッショナル和田行男と注文をまちがえる料理店は親子関係」「経営者と和田行男」いったようなものを、関係するゲストを招いてやってみようかなと僕なりに考えています。
映像を使って休憩しようかな。ハハハ、お楽しみに。
この「トーク会」は毎回40名くらいしか入れない小さな会で、参加者も参加型の会です。ぜひとも来て下さい。ネットで生放送されているようですよ。
ちなみに次回は4月16日19時からです。
木曜和田劇場
「なんじゃそれ!演劇もやってんのか」って感じですが、僕が講演とかで喋っているのを撮影し、それを一話完結短編に駒切り編集して、それをネットで隔週木曜日に配信する企画です。
放送される前に事前確認が必要なので自分が喋っているものを見ているのですが、ほんまによく動くし、乱暴だね。
自分が出ているNHKの番組なんかも恥ずかしく見ないのですが、これは否応なしに見ることが仕事なので見ますが、「ハァ~ッ」って感じです。
かなりたくさんの方々に、しかも若い女性に見ていただいているようなのですが、精いっぱいそれを意識せず、良いも悪いも自分の「まま」を表現したいと思います。
写真
20歳代の僕