和田行男の婆さんとともに
「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。
- プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)
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高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。
世界一やさしいレストラン
僕が出向くところ「嵐」は、すっかりおなじみになってしまいニュース性は薄れてきましたが、先日倉敷市美観地区で開催された、倉敷の注文をまちがえる料理店、その名も「世界一やさしいレストラン」にお邪魔した際も、低気圧の発達でとんでもない雨予報。
幸いにもといっては、被害に遭われた地域があるので恐縮ですが、名古屋から倉敷までの道中は強い風雨でしたが、倉敷市は「雨程度」で済みホッとしました。
普段はまったく混まない場所で渋滞したり地震の影響で名神高速道路が渋滞しましたが、突然現れた助っ人のごとく、この春開通した新名神(知らなかったぁ)のおかげで、何とかレストラン第二部開始時間の14時に間に合ったと思ったのですが…。
なんと! 第二部の開始時間は13時だったようで、店内は「閉店モード」になっており、一番いいシーンを見逃してしまいました。
※いつものことながら笑うしか道はないです、ハハハ
昨年僕らがやらせていただいた注文をまちがえる料理店を見て、「地元でやらせてほしい」と名乗り出てくれたNPOの代表者から相談を受け、「志を同じくして、地元の皆さんのアイデンティティを大事に取り組まれたらいかがでしょうか」とアドアイスさせていただいて登場したのが「世界一やさしいレストラン」です。
もともと障がいをおっている人たちの支援に取り組まれてきた実績ある方々なので、事を構えてから実行に移すまでに時間はかからず、とんとん拍子(のように僕には映りましたが…)に進み、あの有名な倉敷美観地区(写真下 ネットより)内のイタリアンレストランを借り切って二日間実施(6月20日、21日)
主催者が忙しそうだったのと、どういうわけか新聞社の取材を僕が受けることになって時間がなくなり、僕が実行委員会の方々の取材をするはずで出向いたのに実施できませんでしたが、こうして各地に広がっていくのを現地に行って(参加)実感すると、「こういう取り組みの良さって人と人をつなげることなんだよなぁ」って、しみじみ思います。
白いお揃いのTシャツを着ている方々がウエイターで、黄色の方々がスタッフ。なので僕も黄色のシャツでした(たまたまです)。そういや水色の方もいますが、どなたなんでしょうかね。
※茶色のハットを被っている女性の肩に手をかけているのが代表者です。
ちなみにポスターの真ん中に描かれている「ニャンコ」は「意地の悪い社長(の想定)」のようで、そやつが世界一やさしいレストランに出会って云々という絵本を製作するそうです。
クリアホルダーとかポストカードなどグッズも作られて販売されていました。
また、すでに第二弾も予定されています。
今回はイタリアンレストランでしたが、次回は築210年の「古民家 つくぼ片山家」というところ。ネットで検索するといろいろな取り組みに使われているようですが、敷地が1000坪で能舞台に茶室もある大庄屋の分家で江戸時代のものも置かれているようですから、これを見に行くだけでも価値があるように思います。
- 開催日
10月12日・13日 10:30~15:00 - 所在地
倉敷市帯高727 「つくぼ片山家」
- 問い合わせ
世界一やさしいレストラン実行委員会
倉敷市中庄3138-9 NPOまこと内
僕も13日つかの間のお仲間に加えさせていただきたく「能舞台で小話をさせていただけないか」と名乗り出ましたが…どうなるやら。