和田行男の婆さんとともに
「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。
- プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)
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高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。
ベトナム軌
ベトナムに行ってきた。
かなりハードスケジュールの弾丸ツアーやった。
まずは、思っていた以上に食べ物がおいしかった。
宮廷料理まで食べさせていただいたが、基本何食っても「うまい!」って感じやね。一番のお気に入りは「ベトナムウォッカ」、いい感じの酒やったわ。
それにパワフルな国民にお気に入り。
バイクでビュンビュン・クネクネ・ガンガン。逆走あり、歩道走りあり、五人乗りもいれば、小さな子どもをトレーナーで身体に縛ってビューン。とにかくお構いなしってところがいいね。
ここ数年でヘルメット着用が義務化されたようやけど、まだまだ素頭で走っているわ。もちろんお巡りさんに捕まっている人もいたけどね。
規制されるから着用するから産業が興るから雇用が生まれるからお金が手に入るから…という経済活動の根っこみたいなものを実感できるから面白い。
旧市街、週末の夜は、道路まで人・ひと・ヒトが溢れて、宴・宴・宴で、とにかく賑やか。気持ちが自然と高ぶってくるわ。
入口が解放されたディスコに入ったけど、店内は山手線通勤時間帯並みの超混雑。大声で叫び・大きく身体をくねらせているのは西欧人で、ベトナムの人は静かに身体をゆすっていました。
ベトナム戦争終結時、僕は二十歳。
1975年だったと思うが、その五年後くらいにベトナム行きで勝手に盛り上がったときがあった。
というのも、南北統一によってハノイからサイゴンまでが「統一鉄道」と称してつながり、1800キロ鉄道の旅ができるというので、鉄道マニアの僕としては検討に値したからだ。
あれから30年、今回のベトナム行きは趣味ではなく「外国人技能実習生」のことを学ぶための視察やったけど、もう少しベトナムに触れていろいろ考えてみたいと思うようになった。
またのお楽しみを。
写真
60年代・70年代学園紛争ファッションやね。カッコいい!!