和田行男の婆さんとともに
「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。
- プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)
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高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。
ハッ!?
うちの職員が友人と一緒に組んでいるバンドでCDを出したので、その事業所のリーダーがさりげなく届けてくれた。仕事しながらも夢を追いかけている連中ってステキで応援したくなる。
リーダーからは「うるさ系の音楽ですから」と聞いていたが、どっちかと言うとそっち系は大丈夫なほうなので、クルマを走らせながらノリノリでガンガン聞いた。
音楽を聴くときは、覚えようとしない限りは、どっちかというとBGM的聴き方なので、気にもかけずかけっぱなしの聞きっぱなし。
2日間くらいずっとかけて聞いたのだが、「残念やけど、こいつら売れんなぁ、こんなおんなじような曲ばっかりやってるようでは」と感想をもった後に、歌詞を見るためジャケットを手にして唖然とした。
このCD、そもそも5曲しか収録されておらず、その5曲が数時間にわたり、延々とエンドレスでかかっていたのだ。
それに気づかなかった僕の脳ちゃんが「同じような曲ばかり」と思ってもおかしくはないけれど、気づけない僕のほうがダメなのに「こいつら売れんなぁ」って評した自分の馬鹿さ加減にあきれ、その直後ハッとして、背筋が凍りついた。
僕はこのことと同じように、自分の「思い込み」で職員をみてやしないだろうか。と
追伸
またまたまた、大事な取り組みで「暴風雨」に遭遇し中止。
知る人がつけた「嵐を呼ぶ男」の評価は高まるばかりです。ちなみに翌日からは好天。ハハハ
共に行動をした人たちに恐縮するばかりですが、こればっかりはね。