辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方
一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。
- プロフィール辻川 泰史 （つじかわ やすし）
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1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、（有）はっぴーライフを設立（05年に株式会社化）。08年、（株）エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす！』（中央法規、2009年）がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66
勘違いをしてみる！
人は自信がないときがあります。常に自信をもっている人のほうが少ないと思います。自分なんかが……と感じてしまい、躊躇することも多くあると思います。
私は、“自信がありそう！”というような印象をもたれることがあるのですが、自信というか、勘違いをしてみようと意識することにしています。
私が会社を設立したの24歳のときです。夢や希望はありますが、当然、自信はありませんでした。当然、誰も認めてくれませんでした。しかし、経営者という立場で、自分が自信をもたなくてはスタッフや利用者様が不安になります。自分自身で、経営者という自信をもつように気持ちを高め、変換する必要がありました。それは、勘違いをすることだと思いました。
勘違いし失敗することもありますが、そのことによって学ぶことも多くありました。
時に自分自身が勘違いをしていくことで、自信もいつの間にか備わってくると思います。私の好きな本で「国盗り物語」があります。その一文をご紹介します。
「人間、思い上がらずに何ができましょうか。美人は我が身が美しいと思いあがっておればこそ、より美しく見え、また美しさを増すものでござりまする。才ある者は思い上がってこそ、十の力を十二にも発揮することが出来、……」（国盗り物語１より抜粋）
例えば、先日、引退した安室奈美恵さんが、自分は美人でなく歌に自信がないと感じていたらどうでしょうか？ どんなに周囲が、あなたは美人で歌も上手いと賞賛しても、自分には自信が……というような自分の評価だったら有名になっていないと思います。
イチロー選手にしても実力があっても、打てる気がしない、打てる自信がないと思って打席に立ったら打てないと思います。例が、安室奈美恵さんやイチロー選手だとすごすぎる、参考にならないと感じるかもしれませんが、何事も同じだと思います。
一流の歌手やプロ選手がメンタル面を大切にするということが自分自身のイメージを大切にすることが大事だということを実証していると思います。
