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辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方

辻川 泰史 (つじかわ やすし)

一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。

プロフィール辻川 泰史 (つじかわ やすし)

1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66

尊敬

 私自身、目標にする尊敬をしている人が数名います。勝手に師匠的に感じています。そういった先輩方と会うことは、大きな学びになります。ただ、先輩方は各業界で活躍されている方ばかりですので、そう頻繁に会うことはできません。

 会える際は、伺いたいことを事前に考えておきます。ただ、自分が得るだけではなく、自分の仕事の状況から見える社会や新しい知識、経験などもわずかでも伝え、少しでもお役に立てれることも伝えようとしています。

 昨夜(9月26日)は、その尊敬する2名の方に同時に会えた夜でした。猪瀬直樹先生と中野善夫会長です。


 中野会長には、お台場のヒルトンホテルにてご馳走になりました。中野会長はコンサルタントとして、グループ会社の会長として広い視点と全国を飛び回るエネルギッシュな方です。

 何よりも、伝え方、話し方が優しく、絶対に人を否定しないという懐の広さがある方です。4年前に、中野会長に「コンサルタントに必要な事は何か?」という質問をした際にいただいた言葉は、私の一つの軸にもなっております。

「コンサルタントは気づきを与えて、相手がどう行動変容をし自らの意思で動いていくかを第一に考えていくこと」

 シンプルな言葉のなかに大きな意味が込められていると感じます。中野会長との会食を終え、麻布まで移動し、猪瀬先生にお会いしました。相変わらずエネルギッシュです。

 猪瀬先生のパートナーの蜷川有紀さんともお会いできました。猪瀬先生からの学びも多くあるのですが、何よりも私に運動習慣のきっかけとなる言葉をいただいたのが猪瀬先生です。

 2013(平成25)年5月に約1年振りにお会いした際に、開口一番、「辻川君、太ったなぁー! おデブちゃんだね」と、知事室で言われたのです。帰宅後、体重計に乗ると唖然! 確かに自己認識をはるかに超える体重。翌日より、ジョギングを開始し、筋トレも開始しました。

 その自らの減量の過程を通して、フィットネスの面白さ、運動習慣の大切さを認識しました。そして、いざ怪我をした、歳をとってからでは、遅くなってしまうということも感じました。かかわるトレーナーの知識を介護分野に落とし込むことの必要性、フィットネスと介護を結ぶ重要性を感じました。究極の介護予防は運動習慣をつけることと実感したのです。

 自分自身は体重を落とすことに成功したのですが、それ以上に、運動をするという自分の身体と向き合う習慣がついたことが大きな財産となりました。そういった過程を経て、2014(平成26)年10月に自らもフィットネスジムを経営していきたいと考え、縁もありフィットネスジム経営を始めました。

 こう考えると、自らの人生の岐路は尊敬できる人のなにげない言葉のなかにヒントがあると感じます。受け取った言葉で即行動できたり、気づくこともありますが、心に留めておくことで何かのきっかけで「そうだ!」とひらめき、行動に移せることも多々あります。

 昨夜は、よりレベルアップした1日を導いてくれると思います。お二方からいただいたお話や言葉が、どこで変容のきっかけになるか! 楽しみです。

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