辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方
一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。
- プロフィール辻川 泰史 (つじかわ やすし)
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1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66
休暇
週休2日の仕事だと、単純に年間96日前後の休みがあります。2017年は、土日だけでも105日あります。その他に数日、休暇を取ると年間休日116日ほどになります。1年365日のうち、約3分の1が休みということになります。
3分の1も、と感じるか?
3分の1しか、と感じるか?
休日の過ごし方によって、感じ方は変わってくると思います。働くだけの人生じゃなく、自己の余暇も楽しみたい! それでいいと思います。
ただ、忘れていけないことは、自分が休んでいるときも同じ会社の人は働いてくれているということ。
働く人の権利だから休みは当然です。確かにそうかもしれないけれど、どんな業種の仕事でも自分の所属している会社には客層は違えど、お客様がいます。お客様には誰が公休で有給でなんて関係ないのです。自分の所属している会社のサービスを必要としてくれているお客様は、自分の休みのときにも利用してくれています。
自分の代わりに仲間(同僚)がサービスを提供しています。例えば、自分の休みの予定日に仲間(同僚)が休んでしまったとします。もちろん、自分が出社しお客様にサービスを提供することになります。そうしなければ、会社としてお客様の信頼、期待を裏切ることになってしまいます。
そう考えると普通に休めるのは、幸せなことだと思いませんか? それを当然ととらえることのほうが多いと思います。それはもったいないことだと思います。普通に休めることは一人じゃないっていうことを実感できる、仲間がいるということを実感できる良い機会だと思います。
当社では、公休日前には「明日、お休みいただきます!」と言います。休み明けには「昨日、お休みいただきました!」と言います。当り前にかけ合う言葉かけかも知れませんが? 気持ちを込めて言うことをお願いしています。
休みを充実したものにするためには、休みをとれる環境にしてくれている仲間がいることを忘れずに、満喫した休みを過ごしてほしいです!