辻川泰史の介護事業経営に必要な考え方
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一期一会の出会いを大切にし、介護のプロとしてサービスを提供する辻川泰史さんによる、これからの事業所運営の指南ブログ。
- プロフィール辻川 泰史 (つじかわ やすし)
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1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。
老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/2g66
岩手での3日間から
3月6日から8日にかけて、岩手を横断しました。6日は大船渡市の集団指導の講師をつとめ、その後、大船渡市の介護施設と打ち合わせを行いました。
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雪道の運転は慣れていないので、大変でした。雪の多い地域の移動は大変です。こういった地域では、ヘルパーの移動やケアマネの訪問は、距離もあるので、ケアを終わった後は大変だと痛感します。
翌7日は、釜石市の集団指導の講師です。集団指導では、介護事業所の情報発信の重要性について講義しました。ノウハウや実例の他、なぜ介護事業所の情報発信が必要なのか? 私の考えている軸を3つお伝えしました。
- 利用者のため
自分の家族、大切な人が利用している介護事業所のことは知りたいと思います。しかし、介護事業所の積極的な情報は発信が少なく、利用者の家族は、知りたくても情報を得にくい状況です。開けた情報を伝えることは大事だと感じます。 - スタッフのため
1と同様、自分の大切な人が勤める法人のことは知りたいものです。 - 介護業界のため
私が介護専門学校を卒業した16年前は、クラスも多くありました。しかし、今では介護系の専門学校の閉校やクラス数の減少が目立ちます。人口の減少もありますが、介護という職種のイメージが悪いという一面もあります。
そういった問題に向き合うことも大事ですが、実際に楽しく成長できるという一面も発信していくことが重要だと感じます。
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その後、盛岡まで戻り、翌日の岩手県洋野町で行う岩手介護コミュニティ協会のワークショップの準備のため、青森県八戸市まで移動しました。洋野町の尽誠会の鈴木理事長の応援のもと、開催しました。
鈴木理事長は介護の専門学校を卒業し、介護事業所を起業しました。その後、社会福祉法人を設立し、特養の運営も行っています。
しかも年齢は、私と同じ36歳。地方にはこういった、同世代で頑張っている人がいます。勇気づけられました!
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