高室成幸のケアマネさん、あっちこっちどっち?
全国津々浦々、研修・執筆・アドバイザー活動を神出鬼没(?)・縦横無尽に展開する高室成幸さん(ケアタウン総合研究所)。
研修での専門職との出会いや、そのなかでの懇親的な現場を届けます。
- プロフィール高室 成幸 (たかむろ しげゆき)
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ケアタウン総合研究所所長。
日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』『新・ケアマネジメントの仕事術』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。
私のノート術
私は考えをまとめる時につかっているある方法があります。
それは、まず「人に話す」ことです。話しながら、自分がなにを考えているのか、がわかるだけでなく、相手の表情をみながら整理ができるからです。
しかし、いつも都合よく私の話に聞き耳を立ててくれるわけではないので・・・
その時は自分を相手にするしかありません。
ところが自分で考えていても浮かぶアイデアや疑問は次々と上書きされるので、「あれっ?さっき何を考えていたんだっけ?」となりがちです。
そのうえ年齢もそこそこになったので、記憶に頼れる年代ではありません(>_<)。ならば・・・
記憶でなく「記録」に頼ること・・・
これですね、これです!!!!!
つまり、ひらめいたこと、考えたことをノートにメモすることで、脳の外に「バックアップ」するわけです。バックアップされたメモは、文字が消えない限り読み直すことができます。PCではないので、電源もいらないし、立ち上げることもない。
これ、超便利です。
そこで、私のノートをちょっと紹介しますね。
書いていますねぇ・・・
「辛さの向こうに幸せがある」
これは、いつだったか、幸せという文字と辛いという文字がどこか似ているなと思っていたのをメモ書きしたのですね。
なにせ私の本名は「成幸」。なので数えられないくらい書いてきてフトひらめいたのですね。
そこでこじつけたのでしょうかね。
「辛さも土を貫いたら芽となる・・・それが幸せというもの」
なんか、いまはやりのポエム調になりますかね(^^;)
自己選択に関するメモ書き・・・これもおもしろいことを書いているなと思います。これは「選択の科学」(S.アイエンンガー著)を読んでいたときに、利用者(家族)の選択とはなにか、と考えていてひらめいたものです。
自己決定権と自己決定感は異なる・・・
自己決定とは最後の「自由」である・・・
自分で選べるということ・・・それは他者が行う決定から「自由」であること
そこからインスピレーションが浮かんだ私は「ゴミ屋敷の住人」について考えを広げています。
このように、すべて詳細には書き留められませんが、記憶の付箋紙は私がなにかを考え始めるきっかけを与えてくれます。
ですので、いつも大きめのノートと小さめのメモ帳を持ち歩くようにしています(^^;)。即戦力としてはとっても便利です。
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