高室成幸のケアマネさん、あっちこっちどっち?
全国津々浦々、研修・執筆・アドバイザー活動を神出鬼没(?)・縦横無尽に展開する高室成幸さん(ケアタウン総合研究所)。
研修での専門職との出会いや、そのなかでの懇親的な現場を届けます。
- プロフィール高室 成幸 (たかむろ しげゆき)
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ケアタウン総合研究所所長。
日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』『新・ケアマネジメントの仕事術』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。
福祉機器展に行ってきました!(^^)!
毎年、この時期になれば、かならず新橋駅からゆりかもめに揺られて東京ビッグサイトに足を向けます。それは・・・福祉機器展を見にゆくためです。
ドイツなど世界で開かれている福祉機器展ですが、規模としても世界3位というもの。今年もなかなか充実していました。
やはり、ロボットですね、今年は・・・。ペッパーがあちらやこちらに。それにパロですね、あのアザラシ型の癒しぬいぐるみ。さらに介護職の腰痛予防のためのアシスト機器も展示されていました。
私が注目した1つがipad版「思い出のアルバム」です。これまでの人生の歩みが、ご本人のアルバムと時代の社会現象(例:東京オリンピック、万博)が上下になっているものです。
ふれこみは・・・
「これで、介護職の方がご本人の人生を写真で知ることができるので、話題もふくらみ・・・」
これは、まさに私が提唱する「本人らしさ」「CADL」をとらえたもので、とても好感を持ちました。
「とてもいいですね。いつごろ、実用化されるのですか?」
「ありがとうございます(笑)。なんとか3年後には施設で使ってもらいたいと思っています」
・・・(^^;)そんなにかかるの?
それ以外に驚いたのは、車メーカー出品の多さです。国内メーカーは当然ですが、MINIやアルファロメオまで出品。さらにキャンピングカーもありました。写真は取れませんでしたが、車椅子のNISSIN(日進)が車の上部に車いすを折りたたんで積み込む自動格納庫を出品していました。
これは圧巻でしたねぇ(^_^;)
コミュニケーション機器も充実していましたねぇ。聴覚障害者向けの「音声を字幕にする装置」は各社が出していました。映画館でも使えるものから、会議の議事録にも使えるものまでいろいろです。
いまでは一般的になったウオシュレットも、もともとは障がい者の排泄援助機器だったわけで・・・バリアフリー機器が私たちの暮らしの新しい生活機器を生み出すきっかけになるのだなと実感しました。
それに、中国や台湾の福祉機器メーカーも出品していました。あまり盛り上がり?はなかったようですが、高齢化社会はアジアの仲間として抱える同じテーマ。おそらく日本の福祉機器メーカーの実態調査をかねての出店ではないかと私は思うのですが・・・(^^;)
アベノミクスの3本の矢の1つの影響ではないでしょうが、これからもいろんな業界が福祉・介護業界に参入してくるでしょう。それを予感させる今年の福祉機器展でした!(^^)!
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