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高室成幸のケアマネさん、あっちこっちどっち?

高室 成幸 (たかむろ しげゆき)

全国津々浦々、研修・執筆・アドバイザー活動を神出鬼没(?)・縦横無尽に展開する高室成幸さん(ケアタウン総合研究所)。
研修での専門職との出会いや、そのなかでの懇親的な現場を届けます。

プロフィール高室 成幸 (たかむろ しげゆき)

ケアタウン総合研究所所長。
日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』『新・ケアマネジメントの仕事術』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

高室流会議力アップ講座 集め方

 第3回目となりました「会議力アップ講座」のテーマは「集め方」。そうですよねぇ、会議って、集まりが悪いと、まっさきにモチベーションが下がっちゃいますからね。


 では、どうやって「集めたらよいか」ということです。連載でも書きましたが、サービス担当者会議ですが、ケアマネジャーにとっては必殺の減算対象ですから、当然、開きますよね。

 と、ところがですよ。集まるべきサービス事業所側や医師などは参加は義務づけられていても減算対象ではないし、忙しさも半端なかったりするので、どうしたって優先順位をつけたりしがちです。

 だから、「集めたい」より、参加者が「集まりたい」と思えるようなセッティングが大切になってきます。

 集めるのに苦労していると聞いたので、「ところでいつスケジュールを決めているのですか?」と尋ねると、それが一週間前だったりすることが多いんですよね。

 それって、集める気がないと思われても仕方ないですよね。

 40~50代の働く世代にとって1週間前に言われても予定を空けることはかなり大変です。

 ですので、スケジュールの調整の方法について書きました。

 それと、参加する人は「誰が参加するか」を、とても気にしているものです。「〇〇医師が参加されるんだ」「長女の〇〇さんが千葉から参加されるんだ」という顔ぶれがわかれば、「じゃあ出席しようか、どうしよう」と前向きに検討するものです。


 さらに役割ですね。参加したけど、ケアマネジャーさんの話を一方的に聞かされるだけだったら、書面で済むわけですよね。でも、ケアマネジャーとしては、参加してもらったからには意見ももらいたいと思っていても、発言があまりない・・・(^_^;)

 それは遠慮もあるでしょうが、実は準備をしていないからだったりします。一般的に「根回し」はよくないことですが、会議の発言について根回ししておくことは大切なことだと考えます。

 だから、そこんとこ、丁寧に書きました。


 そして、やっぱり、やっぱり「サプライズ」があるといいと思うんですよね。参加者の顔ぶれだけでなく、ビデオメッセージとかWebを使った会話とか、できることはいろいろとあるのではないでしょうか。

 最後には記念写真・・・これも大切ですね、仕掛けとして。写真の時はみんな笑顔になりますし、集まった感がずっと残りますからね。

 そのようなアイデアなどを盛り込んだ第3回「集め方」、ぜひご覧になってみて下さい!(^^)!

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 全国研修の様子は、ケアタウン総合研究所の公式FBをご覧ください。