高室成幸のケアマネさん、あっちこっちどっち?
全国津々浦々、研修・執筆・アドバイザー活動を神出鬼没(?)・縦横無尽に展開する高室成幸さん(ケアタウン総合研究所)。
研修での専門職との出会いや、そのなかでの懇親的な現場を届けます。
- プロフィール高室 成幸 (たかむろ しげゆき)
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ケアタウン総合研究所所長。
日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』『新・ケアマネジメントの仕事術』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。
「月刊ケアマネジャー」連載裏話:自分成長と自己評価~自分育ては自分磨き~
研修の感想に、「維持をするために学ぶということは、考えたこともありませんでした」と書かれている50歳のケアマネジャーの方がいました。
そうなんですよ。成長するというより、「これ以上、機能低下させないために学ぶことが大切なんですよ」のフレーズは、皆さんのハートをわしづかみ(?)にしたようです。
だから、学ぶとは、「古い考え方・知識」を塗り替えること、差し換えることなのですから、いわば「脳の新陳代謝」をしているようなものです。
コテコテの古い知識や思い込みは、行ってみれば「老廃物」。老廃物が脳内にあると新しい知識も入らないし、何より腐って(?)しまって、他の脳細胞に悪影響を及ぼすことになりますからね…(>_<)。
とまあ、そんな風に考えているわけですね、私は。
ただし、私が推奨する学び方は、「専門書を読む」ことだけではありません。連載では、忙しい皆さんのために、最後に「自己評価の5つのノウハウ」も紹介しました。評価がなければ、学びの頑張りも成長の結果も、自分では判断できませんからね。
- (1)実感・体感で学ぶ
- (2)経験を自己評価軸とする
- (3)学びを数値化する
- (4)試験などを外部刺激として活用する
- (5)他己評価で孤独な頑張りを防ぐ
本当に効果はあるのかって? 大丈夫、安心してください。これらは、私が自分に課して実証済みですので…!(^^)!。
さてさて、ともかく今回でこの連載は最終回となりました。では、これで私が月刊ケアマネジャー誌から姿が消えるのかと、悲しむ方もいらっしゃるかもしれません。
実は実は、原稿の最後に「See you again」と書いたところ、担当編集者のH氏が「See you soon again」と加筆してくれました。
と、ということは…
4月号、楽しみにお待ちくださいね。
今度の新連載はかなり刺激的ですよ!(^^)!
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