高室成幸のケアマネさん、あっちこっちどっち?
全国津々浦々、研修・執筆・アドバイザー活動を神出鬼没(?)・縦横無尽に展開する高室成幸さん(ケアタウン総合研究所)。
研修での専門職との出会いや、そのなかでの懇親的な現場を届けます。
- プロフィール高室 成幸 (たかむろ しげゆき)
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ケアタウン総合研究所所長。
日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』『新・ケアマネジメントの仕事術』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。
私の取材メモ ~輝く言葉たち~
今年もたくさんの人に出会い、たくさんの言葉になるほどとうなづく1年でした。永六輔さんの本に「無名人語録」シリーズがあります。永さんは、さまざまな老若男女、さまざまな仕事をする人に出会い、多くの「なるほど」と思える言葉を採集して、本にまとめています。
それに倣うわけではありませんが、ちょっと真似をして(^_^;)、全国で出会った素敵な言葉たちの一部をご紹介しますね。
「趣味は若い頃から、ウチとソトでできることを、それぞれ持っておいた方がいいね」
「年寄りは感動機能が低下する。楽しみを持つことが大切だ」
(東京都 75歳男性)
「天然な娘は、早く結婚したほうがいい。バレテしまうと腹が立つ。若いとそれがない」(秋田県横手市 48歳男性)
「幸せになる方法がわからない。いつも幸せのなり方を間違ってしまう」( NHKドラマ「紙の月」)
「遠野の人は、甲種合格です、というとすごく喜ぶんです。よくないと、丙ですねぇ・・・って。今度、○○をやれば甲種になれますよ、というと納得されます(笑)」(岩手県遠野市のケアマネ)
「アセスメントとは何と何故を考える作業です。何とは名づけ作業、何故とはひもとき作業です」
(ケアマネ学会 福富昌城教授)
「ケアマネさんから根掘り葉掘り質問されるのが苦痛でした。あの嫌だった母を尊重しましょうと言われるのが苦痛でした」(某認知症を語る会 オカダさん 女性63歳)
「私はいつも思いのたけをノートに書きます。自己を批判的に見るためです。うまくいっても調子に乗らない、失敗しても落ち込まないためですね(笑)」(某小規模多機能の職員 マツダさん 男性43歳)
今年もたくさんの「素敵な言葉」に出会いました。
来年、どのような素敵に人たちと出会えるか・・・
そして、言葉を採集できるか・・・
一年間、読んでいただきありがとうございました。
よいお年をお迎えください<(_ _)>
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私の研修の様子は、ケアタウン総合研究所の公式FBをご覧ください。