宗澤忠雄の福祉の世界に夢うつつ
疲労が溜まりやすい福祉の現場。
皆さんは過度な疲労やストレスを溜めていませんか?
そんな日常のストレスを和らげる、チョットほっとする話を毎週お届けします。
- プロフィール宗澤 忠雄 (むねさわ ただお)
-
大阪府生まれ。現在、日本障害者虐待防止研究研修センター代表。
長年、埼玉大学教育学部で教鞭を勤めた。さいたま市社会福祉審議会会長や障害者施策推進協議会会長等を務めた経験を持つ。埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)、『障害者虐待-その理解と防止のために』『地域共生ホーム』(いずれも中央法規)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。
鰻足-高知県施設長・幹部職員研修会
虐待防止の取り組みを新年度から、より具体化するため、高知県知的障害者福祉協会は施設長・幹部職員の研修会を四万十市で開催し、私は講師として参加しました。いささか気合の入る研修会となるため、「腹が減っては戦はできぬ」とばかりに、まずは四万十川の天然鰻の白焼きに舌鼓を打ち、次に鰹の塩たたき(漫画『美味しんぼ』で紹介された「厨房わかまつ」で)を頬張って、仕上げにクエ鍋の雑炊を戴きました。
あまりの美味さに言葉を失います。鰻は、天然ものならではの風味に脂ののりと身のしまり具合の極みはもう説明のしようがありません。とくに尻尾は、濃厚な風味が口中に広がります。塩たたきは、新鮮な鰹の旨味が際立つ逸品でした。クエ鍋の出汁がこれほど味わい深いことをはじめて知りました。
冒頭から食べ物の話題ではなはだ恐縮ですが、それだけ事前にスタミナをつけ、気合を入れて臨まなければならない研修会だったのです(笑)。
いささか食べすぎて私の気合が入りすぎ、頂戴した3時間を一気に休憩なしでお話してしまいました。申し訳ないことをしたという反省があるとともに、それでも集中力を切らすことなく最後まで耳を傾けてくださった参加者の皆さんには頭の下がる思いがします。
私の話の要点は、およそ次の5点でした。