メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

Wath's New

専門職応援

日々の仕事に役立つトピックを、そのジャンルのプロフェッショナルがテーマに沿って連載するコーナーです。
認知症、虐待対応、リーダー論、子育て支援などなど、各テーマ週1回のペースで更新中です。

専門職応援一覧

2020年にはじまったCovid-19禍は、わが国の福祉をめぐる問題点をあぶり出しました。わが国のケア政策を象徴した「アベノマスク」消毒用アルコールや不織布マスクさえ入手できない福祉・介護の支援現場で、サービスの縮減や休業・廃業が…

専門職応援一覧

1973年の石油ショックから長引く不況に入ったヨーロッパの福祉国家は、1980年代以降福祉多元主義に舵を切りました。この福祉レジームは、国家に市場と家族を加えた3つのセクターを福祉サービスの供給者とするもので、「福祉トライアング…

専門職応援一覧

わが国の2022年合計特殊出生率は過去最低の1.26に落ち込み、23年の出生数も過去最少の75万8631人(外国人を含む速報値)となり、8年連続で減少しています。少子化の深刻な実態は、人口置換水準(人口を維持できる水準のこと)を大きく下…

専門職応援一覧

前回ブログのおさらいをはじめにしておきます。三浦文夫さんは、ティトマスの行政管理学研究(social administration)から「贈与関係論」と「社会市場」の魂を抜き去り、福祉国家型福祉を多元的福祉システムに転換するための「経済市場…

専門職応援一覧

リチャード・ティトマス(1907‐1973)は、第二次世界大戦後のイギリス福祉国家の建設に大きな役割を果たした研究者です。専門は行政管理学(social administration)で、国民保健サービス(NHS)やロンドン大学ソーシャルワーカー養成…

専門職応援一覧

わが国のケアを断片化し、切り刻む方向に大きな影響を与えた議論は、三浦文夫さんの社会福祉政策論であると考えてきました。大学院生の授業で三浦さんのニード=サービス論の解題を担当して以来の、私の一貫した確信です。しかし、三浦さ…

専門職応援一覧

「教育は、子どもたちの未来をつくり、さらには社会の未来をつくっていく仕事」。この表現は、子どもを育む仕事に係わってよく耳にします。冒頭に引用した台詞は、求人情報サイトで、一橋大学イノベーション研究センター教授の米倉誠一郎…

専門職応援一覧

私のゼミの卒業生の皆さんと会食する機会に恵まれました。学生同士や私との関係性に親密さのあった時代の卒業生だったように思います。久しぶりの集まりでしたが、普段の苦労話に業界裏話など、いろんな話に花が咲きました。東京駅に集合…

専門職応援一覧

わが国におけるケアの現実には、不合理な線引きや差別化が蔓延してきました。就労時間中に介護サービスは利用できない。民間企業で働く能力のある人であっても、食事・飲水や排せつの介助を受けることができず、就労自立を展望できない。…

専門職応援一覧

2021年10月、甲府市で同じ高校に通学する女性Cさんの両親を殺害して家を放火し、Cさんの妹には鉈で大けがを負わせた事件で、殺人と現住建造物等放火等の罪に問われた遠藤裕喜被告の裁判員裁判の判決が1月18日に甲府地裁(三上潤裁判長)…