ほじょ犬って、なあに?
身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。
- プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)
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NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。
著書
『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)
第307【新型コロナウイルス感染症に係る予防接種に関する合理的配慮の提供について】
各地で卒業式が行われ、事務所の近くでも、花束を持った学生服の子たちが、晴れやかな顔で歩いていました。その瞳は、まるで明るい未来を見据えたように、真っすぐと透き通っていました・・・
今年の卒業生の子たちは、最後の学年を多くが緊急事態宣言の中、学校に行けなかったり、行けたとしても全員がマスク着用、私語は慎み、修学旅行や遠足・運動会などの様々な行事が全て中止となり、今までは「当たり前」だった想い出づくりすらできず、とても辛かったと思います。それは生徒だけでなく先生も親たちも・・・そんな中でも、机に向かい、学習を続け、入試にも立ち向かってきた彼ら・・・例年以上に、苦労と我慢を強いられた彼らは、きっとこの後、「辛い環境に置かれている人」たちに寄り添える強い心を育んでいると思います。彼らの活躍が、とても楽しみです♪
そんな彼らが安心して思いっきり活躍できる社会づくり、今の我々大人たちの責任で実現していきましょう! 卒業生の皆さん、心からおめでとう♪を贈ります。
補助犬たちの存在は、目の代わり、手足の代わり、耳の代わり、というだけでなく、心強いパートナーなのです♪
さて、このたび、厚労省から【新型コロナウイルス感染症に係る予防接種に関する合理的配慮の提供について】という事務連絡が、各都道府県の衛生担当部局に出されました。
https://www.mhlw.go.jp/content/000748170.pdf
これから、ワクチン接種の計画を実行してく自治体に対して、障害がある方々への合理的配慮を実施するように簡単に伝えられています。きっと、自治体はまだ会場やキャパの問題、動線、などの調整にいっぱいいっぱいな気はしますが・・・こういう普段慣れていない対応こそ、早めに準備しておいてほしものです。。。
特筆すべきは、「なお、障害特性を踏まえた適切な配慮の提供に当たっては、視覚障害者情報提供施設等の地域の関係機関と連携を図っていただくよう、重ねてお願いいたします」と記載されています。日頃から、地域連携ができているところは、スムースにいくのでしょう。
つまりは、結局はこういう有事の時に準備するのではなく、日頃からの地道な準備や訓練が、いざという時に生きてくる、まさに災害時の対応と同じなのだ!と感じています・・・
さて、全文を一生懸命に読みましたが、補助犬の記載はないですね。厚労省としては当然のことなので、特段の解説は不要!ということなのかもしれませんが、そうはいかない気がしています。全国の補助犬ユーザーさんたちが困らないよう、業界としてもサポート体制を構築する必要がありますね。しっかりと、対応していきたいと思います。
自治体関係者や医療関係者で、お困りの方は、是非ともお気軽にご相談ください。1人でも当事者の方々が困らないよう、準備協力してまいりたいと思っております。
ご相談はこちらまで↓ 補助犬ユーザーの受け入れや、障害のある方々の接遇に関して
補助犬よろず相談窓口
< 日本補助犬情報センター e-mail:info@jsdrc.jp>
<TOKYO応援宣言 人も犬もハッピー!補助犬を知ってほしい!>
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=QWBC_9jWAi4&feature=emb_title
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是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会を更に更にステキに変えて行って下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪
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