ほじょ犬って、なあに?
身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。
- プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)
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NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。
著書
『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)
第303【バイデン大統領と13歳の男の子との友情】
BBCニュースでこんな記事を見つけました。【吃音と向き合う バイデン氏は吃音のある初の米大統領2021年1月13日】https://www.bbc.com/japanese/video-55628483
その動画の中で紹介されたのは、ジェルビー君11歳の他、BBCプロデューサーや閣僚もインタビューに答えています。元閣僚は「公⼈として弱みを⾒せてはいけないと思っていた」と・・・イギリスでは3%の人に吃音があるそうです。日本では1%と言われています。バイデン氏は自身の吃音について下記のように話しています。
「吃音から多くのことを学びました。人の痛みへの理解が深まりました。他人の苦悩について、すべての人が何かしら克服すべきものを抱えていると理解できました。時にはそれを隠そうとしているかもしれないと」
ジェルビー君11歳は最後に、「僕より重いかもしれない障害を抱える人が、それでも成功しているととても勇気づけられます。」
また、別の記事でもアメリカの13歳の男の子が紹介されていました。バイデン氏の講演を聞きに行った際に、話す機会があり、その時バイデン氏が彼に「僕たちは同じクラブの仲間なんだ」と伝え、発音の練習に使っている詩集や演説時の工夫について丁寧に教えてくれたそうです。
彼は言います。「僕は普通の子なのに、彼は短い時間で自信をくれた。生まれてずっと気になっていたことについて、彼は気にかけてくれた。」そして、最後に「この国と世界をもっと元気にしてくれる人」と表現しています。
やはり、当事者になって初めてわかること、たくさんあると思うのです。当事者でないとわからないこともたくさんあります。でも、だからこそ、その立場に立って想像すること、様々な状況の人がいること。そして、だれしもが、克服すべきものを抱えているんだと・・・そんな風に考えられるようになりたいですね。
補助犬たちは、いつも笑顔で、それを教えてくれる、心強い相棒なんだな~と、改めて感じました。コロナ禍でみんなが大変な状況にある今もなお、笑顔でユーザーさんのそばに寄り添い、「大丈夫だよ。僕がいるよ♪」と伝えてくれているようです。この笑顔をもっともっと、増やせるよう、これからも応援してくださいね♪
非常事態宣言下でも、補助犬ユーザーさんや日常生活に様々な困りごとがある人々も、必要な社会参加をされています。ぜひ皆さんの周りにいらっしゃったら、温かく目を配り、必要に応じて当たり前のサポートをしていただけるとうれしいです。
最後に、おまけの写真です。
小4息子のお友達が来て、一緒に宿題をやっている様子・・・
「票」の漢字練習の中での例文を考え・・・書き出したと思ったら・・・
「バイデン氏とトランプ氏では得票数がバイデン氏の方が多かった。」と・・・
彼らの中でも、アメリカの大統領選挙は、身近な話題だったのだな~と感心しました♪(笑)
<TOKYO応援宣言 人も犬もハッピー!補助犬を知ってほしい!>
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=QWBC_9jWAi4&feature=emb_title
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