ほじょ犬って、なあに?
身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。
- プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)
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NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。
著書
『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)
第292【感動!念願の補助犬同伴救助訓練が実現!】
「盲導犬とユーザー ヘリで救助訓練 西日本豪雨で避難が…広島」RCC中国放送
2020年8月20日放送 RCCNEWS (https://play.rcc.jp/player/news/6182855275001/)
というニュースが、流れました。SNSで動画ニュースはたくさんの方にシェアしていただきました!
盲導犬が飛んでいます! 是非、皆さんもご覧になってみてください♪
当会のSNSのほか、広島市消防航空隊や広島県防災航空隊のSNSでも紹介されています。
これは、広島市消防航空隊で、実際の盲導犬ユーザーさんによる救助訓練が実施された様子をニュースにしていただきました。なんと、レンジャーとユーザーさんの間に、盲導犬が挟まる形で救助するという、理想の訓練です!!!
身体の一部でもあるのです!
実は昨年、こちらの隊長が当会にヒアリングに来られ、補助犬同伴訓練に関しての情報提供をさせていただきました。
今まで実施されたことのない訓練でしたので、様々な課題が山積でした。ただ、隊長は非常に前向きで、「広島は山岳地帯が多く、昨年のような豪雨災害は今後も起こる可能性がある。昨年の豪雨災害時に、実際に盲導犬ユーザーさんが盲導犬を置いての避難を躊躇された事例を聞き、非常にお困りになったと伺い、今後、補助犬同伴救助の理想の形を実現したい!」と力強く語ってくださり、なんと!実際に米軍で使用している犬用のハーネスを入手して臨んでくださいました。
その後、地元の訓練事業者である日本盲導犬協会さんと実際の地域のユーザーさん達を含めて、練習と工夫を重ねてこられました。
犬を挟んでの救助が可能かどうか?人と犬との救助は別々に行うべきか?に関しては、最後まで検討を重ねられました。
口輪に関しては、どうしても犬が苦手なレンジャーがいるのは否めないため、と、爆音と爆風の中、犬がパニックにならないとも限らないための工夫の一つです。
しかし、見てお分かりの通り、少し「何するの~?」と不安げな顔はしていましたが、声を出したり暴れることもなく、ちゃんとユーザーさんと一緒に救助される様子は、さすが♪専門の訓練を受けてきた犬は違うな~と感動しました。
清水さんがインタビューの中で「2020年8月20日が新しい一歩が刻まれる記念日になる」とコメントされている通り、この事例が全国に展開されるよう、今後もサポートして参りたいと思います。
(参照:第272回【補助犬同伴避難とペット同行避難~飼い主の責務と社会の責任~】https://www.caresapo.jp/relax/hojoken/47813)
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<TOKYO応援宣言 人も犬もハッピー!補助犬を知ってほしい!>
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=QWBC_9jWAi4&feature=emb_title
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【障害者支援】補助犬を知っていますか 差別解消に向け理解を広げたい
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