ほじょ犬って、なあに?
身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。
- プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)
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NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。
著書
『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)
第290【新型コロナウィルスにどう立ち向かうのか?(11)コロナ禍の補助犬同伴避難とペット同行避難】
このたびの大雨災害により、お亡くなりになられました方々のご冥福を心よりお祈りいたしますとともに、被害を受けられました地域の皆様にお見舞いを申しあげます。一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。
活発な前線の影響はまだ暫く続きます。今は大丈夫な地域でも災害が起きる可能性はありますので、引き続き、最大級の警戒が必要です。少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけています。
まずは、ご自身の命の安全を最優先に、自助→共助→公助の順番で考えて行動してください!
「障害者=助けられるだけの人」という固定観念はいまどき古いですよ♪
今までも、補助犬連れ、ペット連れの方々の避難所での受け入れに関しての発信をしてきました。詳細は、こちらのブログをご覧下さい。
⇒参照:第272回【補助犬同伴避難とペット同行避難~飼い主の責務と社会の責任~】
https://www.caresapo.jp/relax/hojoken/47813
補助犬もペットも、大切な家族の一員です。「家族を守る」という正しい理解の上で、正しい受け入れをしてください! それこそが、すべての人の命を守る行動になります!
ただし、現在はこれまでのように「避難所」に多くの人が密集すると、新型コロナウイルスの感染が広がるリスクがあります。これからは、「避難所」への避難以外にも、「親戚・知人宅」「ホテル」「在宅避難」「車中泊」などさまざまな避難先に、地域の人たちが分散して避難することが大切です。この「分散避難」を念頭に、最も安全な策をご自身で判断する必要があります。
※参照)新型コロナウイルスと災害避難 どうすれば?
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_15.html
今、雨が降っていない地域でも、今後、激しく降る可能性があります。気象情報や地域の情報をタイムリーに確認しつつ、安全なうちに、避難の判断ができるように避難グッズの準備、何より心構えをしておいてください。最大の防災は、日頃の備えです。そして、地域の人々との連携で、安全確保してください。
その上で、周囲に助けが必要な方がいないか? 孤立している方がいないか? 想像してください。
<視覚に障がいのある方>
音声情報で移動することは可能ですが、いつもと道の状態が変わっている場合(土砂や障害物がある)は、方向がわからなくなる可能性があります。誘導サポートをお願いします。
<手足に障がいのある方>
車イスや杖を利用しての移動が困難な場合があります。障害物をどけたり、移動のサポートをお願いします。
<聴覚に障がいのある方>
音声情報は伝わりません。見てわかる情報で伝えましょう。暗闇の中で探す際は、光を使ってください。また、聴覚に障がいがある方は、救助を呼ぶ際の笛などの音が鳴るものがあると安心です。
あなたの想像力で助けられる命があることを忘れないでください!
ご寄付に関しまして
寄付サイトをご覧下さい。
<TOKYO応援宣言 人も犬もハッピー!補助犬を知ってほしい!>
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=QWBC_9jWAi4&feature=emb_title
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【障害者支援】補助犬を知っていますか 差別解消に向け理解を広げたい
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#補助犬 #ほじょ犬 #盲導犬 #介助犬 #聴導犬 #がんばれ補助犬 #当たり前 #補助犬同伴拒否0
是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会を更に更にステキに変えて行って下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪
- ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より
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当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。