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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第283回【新型コロナウィルスにどう立ち向かうのか?(5)犬は心強いパートナー!】

 「コロナ疲れ」「コロナストレス」「コロナうつ」・・・緊急事態宣言の発令により、自宅待機が続いている中、そんな言葉もよく聞くようになりました。この自宅待機という長い闘い・・・辛いですよね。私も常に『家族(自分の含めた)の体調管理』と、毎日毎日終わりが見えず続く『食事三食の用意』に、、、疲れが出てきてしまっています。イライラしたり、子どもにあたったり・・・何とか気分転換する工夫をしたり、楽しい企画をしながら、なんとかなんとか、やっている感じです。完璧などは無理なので、今は自分のハードルを下げて良しとしています。少しの手抜き料理だって「良し!」としています♪

 今、SNSのつぶやきなどを見ていると、自分へのハードルが高い人や、どうしても人と比べてしまう人たちのストレスが高まっています。今は、ハードルを落としましょう。私たち全員が、このイレギュラーな環境下で、本当によく頑張っていると思います。Stayhomeしてたって、誰もほめてくれないけど、自分で自分をほめてあげましょう♪ あなたは、よく頑張っています。。。今日も1日、元気でいてくれて、それだけでありがとう。。。

 今もなお、第一線で命に寄り添い、不眠不休で働いてくださっている医療従事者の方々がおられます。また、福祉や介護の現場で、常に命に寄り添い続けてくださっている方々もおられます。本当にありがとうございます。うちの近くにも、介護職のママさんがおられますが、「うちの施設から(コロナを)出したくない! とみんなで話している・・・」と疲れたお顔で、でも笑顔で夜勤明けの挨拶をしました。。。今、私にできることは、不要不急の外出を避け、在宅勤務をしつつ、「何かあればうちに来るように、子どもたちに言っておいて。私からの声かけもするから。」と、我が子と同じく近所の子たちも含めて見守ること。それに尽きると感じています。みんなが笑顔で、健康に過ごせるよう、引き続き、私にできることをこなし続けたいと思います。。。

 そんな中、ショッキングな報道を見つけました。

 「地域の医療機関の活動が差別意識で妨げられるようなことは、決してあってはならない」

https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus.pdf?fbclid=IwAR0ubu_aXzB38a7QqJydpFoUyzy6DIEKrFUJWGOHC8uW1c23vjkzcR-aJsY

 神奈川県医師会から、神奈川県民に出されたお願い文書ですが、これは全国民に知っていただきたい内容です! 医療の最前線で自らの命、家族の命をリスクと隣り合わせにしながら頑張っている医療従事者の方々には、エールを送るべきであり、差別するなどはもってのほかです!

 いつ誰が?感染するか?など誰もわからないのです。あなたが感染した時、あなたの家族が感染した時、差別されたいですか? そして、助けてくれるのは医療従事者なんです・・・

 障がい者に対する差別と似てるな…と感じます。

 いつ誰が?障がい者になるか?など誰もわからないのです。あなたが障がい者になった時、あなたの家族が障がい者になった時、差別されたいですか?

 今、試されているのは、我々の想像力なんです! ほんの少しの、当たり前の想像力で良いのです。自分だったら、自分の家族だったら…と考えてみてください。

「補助犬たちは心強いパートナーです!


 そんな中、少しうれしい情報も。

 新型コロナウイルスCOVID-19蔓延は第二次世界大戦以来となる、大幅なCO2排出削減を可能にしました(米スタンフォード大学のロブ・ジャクソン教授がロイター通信のインタビューで見解を示す)。ジャクソン教授によるとCO2削減率は最大5%となり、70年来の数字となる。直近のCO2の大きな削減は2008年のリーマンショック時で、1.4%。ジャクソン教授は、この50年間でこれだけの効果を上げた危機は他にはなかったと語りました。

 地球が休息できています。ベネチアの運河は青く澄み、水鳥や野生動物が戻ってきているという報道や、大気の環境が変わり、天気予報も変わってきているそうです・・・。最近、「アフターコロナ」という言葉も耳にするようになりました。是非とも、アフターコロナの社会は、すべての人と動物、自然を含めた地球全体に優しい社会を目指したいものですね・・・。この環境改善は、単なる副産物ではなく、気候危機とウイルスまん延の危機は大きな関連がるのですから・・・。今の我々1人1人の地球人としての取り組み、これからの生き方、にアフターコロナの地球はゆだねられているのです。

 そして、もう1つ。SNSで話題を呼んでいるのが、国際政治学者のイアン・ブレマー氏の発言です。彼は対談企画や取材の中で、「新型コロナウイルスにより世界秩序が変化する」と述べて注目されていますが、必ず最後に「犬を飼いなさい。犬はいいですよ。気分が落ち着きます。私も犬を飼っています。要するに、人間性を失わないことです。」という発言を残しています。

 納得です・・・。

 これは、犬に限ってではなくでいいのです。ペットを飼っている方でしたら、猫でも鳥でも、ハムスターでも。動物というのは、テレビやSNSの情報で右往左往することはありません。常に平常であり、つねに毎日のルーティンワークをこなしていきます。「お腹が減った」「遊びたい」「寝たい」その感情と行動、そして何より愛情がシンプルです。だから、こちらもシンプルでいられます。シンプルにお世話をし、動き、愛のあるコミュニケーションをとります。それがまさに「人間性を失わない」ことになるのだと感じました。

 今、当会では全国の補助犬ユーザーさんたちの困りごとや現状確認を進めていますが、強く再認識したのが、補助犬たちはこの非常時においても「心強いパートナー」なんだ! ということです。

 まだまだ、この緊急事態は続くでしょう。でも、補助犬たち、ペットの動物たちは、シンプルにパートナーに愛情を向けてくれます。この子たちのためにも、笑顔でstayhomeを頑張りましょう! 明けない夜はありません・・・

 全国の補助犬ユーザーさん、何かお困りの事や不安があったら、お気軽にご連絡ください。

 メールアドレス info@jsdrc.jp   Facebook等のSNSメッセージでも受け付けます!

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 #想像力にあふれ全ての人にやさしい社会
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ご寄付に関しまして

 寄付サイトをご覧下さい。

<TOKYO応援宣言 人も犬もハッピー!補助犬を知ってほしい!>
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=QWBC_9jWAi4&feature=emb_title

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【障害者支援】補助犬を知っていますか 差別解消に向け理解を広げたい


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 是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会を更に更にステキに変えて行って下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪

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ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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