メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第269回【知らないことが多すぎる・・・】

 この度の豪雨災害で被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

 まだ、水の引いていない地域も沢山あります。避難されている方々も大勢いらっしゃいます。一日も早く、日常が戻ることを祈っております。ここから、人のボランティアの力、SNS等で繋がる情報の力が必要になってきます。自助→共助→公助で助け合っていきましょう。 昨年の7月にアップしたインクルーシブ防災に関する情報がそのまま活用できますので再度ご紹介します。このような繰り返しが無くなることを祈るばかりです。


ぼくたち仲良し♪お互い様だよね♪


知らないことが多すぎる…

 この言葉は、先日、朝の報道番組スッキリで 香取慎吾 さんが、加藤浩次さんから「パラリンピックを一言で言うと?」と聞かれて出た言葉。あ、本当に障害のある方々と向き合い、寄り添ってくださってるからこそのコメントだ、と思いました。

 そして、ご自身が体験された価値観の変化や気付きをわかりやすく説明。加藤さんも更に柔らかく噛み砕いて下さり、とても多くの方々にパラスポーツの素晴らしさが伝わったのではないかな?と感じました。

 そう、障害があるかわいそうな人たちが頑張っている、のではなく、障害があるないにかかわらず、真剣勝負のスポーツとして、戦っているアスリート達なんです。

 だからこそ、1人でも多くの方に生で見て欲しいのです♪ チケット申し込みも始まっています!オリンピックより格安で迫力あるスポーツに触れられる絶好のチャンス♪ 特に子どもたちには、このチャンスを逃して欲しくないと思います!!!

 香取さんがとても素敵なコメントを残してくださいました。

「2020パラリンピック をきっかけに障害のある人がスポーツをしたいなと思った時に地域で気軽にできるようになれば…」

 まさにこれが レガシー として残すべき社会だと思います。

 私たちは当たり前に「スポーツしたいな」と思ったら、学校や地域のスポーツセンター、スポーツジム、クラブチームだったり、できる場所を探して参加することが出来ます。でも、障害がある方々はそうはいきません。まだまだ障害者が利用できる施設や参加できるチームは少ないのが現状。

 香取さんは「パラスポーツ選手の多くが、偶然の出会いやチャンスでスポーツをしている」ことに、物足りなさを感じたそうです。だから、障害のある人も当たり前に、気軽に、スポーツを始められる環境の必要性を感じられたのでしょう。

 そこには、やはり、目の前の障害のある人との生のコミュニケーションがあり、そこから本物の気付きや疑問が生まれているのだと思います。この当たり前のコミュニケーションこそが、何よりも大切なんです!

 誰であっても当たり前にスポーツをともに楽しめる環境になれば、関わり合いが増え、その結果として、「知らない」から生じる偏見や差別が無くなっていくのだと思います。それこそ全ての人に優しい社会なんです。

 「知らないことが多すぎる!!」を無くすため、当会ももっともっと、楽しく知る機会を増やしていきたいです!

9/10に新しい形のイベント開催します

 みなとくらすルームの新企画
 「知る」ことでまちをどんどん好きになる 第2弾!障がい理解交流会です。

 普段同じ街に暮らしていてもなかなか交流することのない人同士が対話する交流会です。
 今回は、聴覚に障害のある方と視覚に障害のある方がご参加くださいます。
 一緒にワイワイと「普段の何気ないこと」や「いつもは聞きづらいこと」などを聞いてみませんか?話してみませんか?
 同じ「地球というシェアハウス」の住民同士、お近づきへの一歩となる会を開催します。

誰でもご参加いただけます。

  • 日時:9月10日 10時〜13時
  • 場所:Kosha33ライフデザインラボ
       横浜市中区日本大通33 神奈川県住宅供給公社1階
  • 内容
    • ・企画趣旨説明
    • ・障がいを想像するための体験
      目隠しをして自己紹介・声に出さずに伝えてみる・点字を見てみよう
    • ・グループに分かれて交流会
    • ・私もあなたも「助けて」と言いづらい?言い出しやすくするには?
    • ・コミュニケーションをはかるためのコツは?
    • ・ふれあい交流の広場の紹介   など
  • 定員:20名程度
  • 情報保障・支援:手話通訳・UDトークあり
  • 参加費:500円(お茶とお菓子つき)
  • 参加方法:こちらのフォームからお申し込みください。
  • 事例紹介・企画協力:日本補助犬情報センター・ふれあい交流の広場
  • 企画共催:NTTテクノクロス株式会社・コドモト
    *この取り組みは横浜市ふれあい助成金の助成を受けています。

 詳しくは、Facebookのイベントページをご覧下さい。

#Tokyo2020
#paralympics
#1YearToGo

ご寄付に関しまして

 寄付サイトをご覧下さい。

***********************************

【障害者支援】補助犬を知っていますか 差別解消に向け理解を広げたい


***********************************

#補助犬 #ほじょ犬 #盲導犬 #介助犬 #聴導犬 #がんばれ補助犬 #当たり前 #補助犬同伴拒否0

------------------------------

 是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会を更に更にステキに変えて行って下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪

ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

JSDRC(日本補助犬情報センター)ロゴ