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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第224回 「心のバリアフリー」を学ぶ ~難しく考えないで♪~

 さて、昨年度私も関らせていただいた「心のバリアフリー」e-learningワーキング・チーム(参照:第219回「2020年に向け歴史的な変化が誕生しています!」)の成果物が公開されましたので、ご紹介いたします。

補助犬法成立のきっかけとなった、介助犬シンシア!
シンシアが教えてくれたのも
「心のバリアフリー」でした・・・

当会も委員として参画した内閣官房のワーキンググループで、「心のバリアフリー」を学ぶアニメーション教材が完成しました!

 2020年東京大会をきっかけに、高齢者も若者も、障害のある人もない人も、言葉や文化の違いも関係なく、すべての人がお互いを尊重し合い、支え合う共生社会を地域のレガシーとして実現する取組の一助として、ご活用ください。

(慶應義塾大学中野泰志研究室作成ページより抜粋)

 まさに、障害がある・ないにかかわらず、全ての人がお互いを尊重し合い、支えあう共生社会を、2020年をきっかけに日本全国で実現するべく、取り組んでいきたいと思っております。
 きれいな色使いのアニメーションになっています。多くの当事者団体が集まり、試行錯誤を繰り返して完成しました。是非、多くの方にご覧頂き、多くの方のご意見を寄せていただけると嬉しいです。効果検証も続けていきたいと思っております。

 また、国土交通省の方では「交通事業者向け接遇ガイドライン」を公開しました。交通事業者による一定水準の接遇を確保し、高齢者や障害者等の移動等の円滑化を推進することを目的としたガイドラインになります。今までは、各企業に対応が任されており、各企業努力で実施されておりましたが、ガイドラインができたことで、企業側だけでなく、利用者である当事者も情報を知った上で、利用できることに非常に意味があると感じています。今までこのような取り組みはなかったので、とても画期的なことだと思っています。是非、こちらも社会の多くの方々に(特に「自分には関係ない!」と思っている方にこそ!)広く知っていただきたく思っています。そうすれば、明日からのあなたの通勤風景も、違って見えてくるはずです・・・

  • <国土交通省 報道発表資料>
    「交通事業者向け接遇ガイドライン」を作成しました
    ~交通事業者による一定水準の接遇を確保し、高齢者や障害者等の移動等円滑化を推進します~
    •  社会で起きている様々な誤解や偏見による差別。それらは全て「知らない」ところから始まっていると感じています。是非皆さん、2020年に向けて!というキーワードで、様々な情報を「自分とは無関係」と思わずに、まずは知ってください。今まで、街を歩いていても『気づかなかった』人たちの困りごとが見えてくるかもしれません。そして、その気づきの連鎖は、必ず巡りめぐって、自分にも繋がってくるのだと思います。

       「恩返し」ならぬ「恩送り」という言葉。私の好きな言葉の1つです。是非、社会全体でこの「恩送り」の連鎖=「ありがとう」の連鎖が広がってほしいな~♪と思っています。
       あなたが最近「ありがとう」と言われたのはいつですか?あなたが最近「ありがとう」と言ったのはいつですか…?

      #補助犬 #ほじょ犬 #盲導犬 #介助犬 #聴導犬 #がんばれ補助犬 #当たり前

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       是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会を更に更にステキに変えて行って下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪

      ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

       当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
       皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

      JSDRC(日本補助犬情報センター)ロゴ