ほじょ犬って、なあに?
身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。
- プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)
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NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。
著書
『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)
第182回 【FM radio J-WAVEで補助犬特集!】全文テキスト掲載!
6/6(火)20時~のJ-WAVE「JAM THE WORLD」で補助犬を深堀りしてまいりました。お聴きになっていただいた方々からは、「分かり易かった!」「初めて知った!」と好評をいただいております。ただ、ラジオは音声情報だけなので、聴覚障害のある方にはお伝えできておりませんでした。今回、ラジオ局様のご許可もいただき、全文をテキストに致しましたので、こちらでご紹介させていただきます。聞き逃した方!是非、お読みになってみて下さい。
多くの方に、正しく知っていただけると嬉しいです♪ そして、これを読んだ方々が普段見ていたいつもの風景が、少しでもステキに変わるお手伝いができていたら嬉しいな~と思います♪ 補助犬たちは、そんなステキなパワーを持っていると思っています。。。
障害者である自分が拒否された想いになります…
堀:今夜は補助犬差別問題に一言というテーマでメッセージを募集しています。みなさん、補助犬と言うと、ぱっとどんな犬たちか思い浮かびますか?補助犬というと盲導犬、聴導犬、介助犬と言って、目が不自由、耳が聞こえにくい、そして体が不自由という、身体的な。そういった方たちのサポートをする犬を補助犬と呼んでいて、法律もあるんですよ。補助犬法という。15年、施行されてからたっているんですが、様々な課題が横たわっているんです。
ラジオネームBOWWOWさん、「盲導犬が可愛いからと言って頭を撫でてしまう人を見たことがありますが、補助犬に対してしてはいけないことなど、教育機関やメディアで詳しく広めてほしいと昔から感じています。お店に貼ってある補助犬可のステッカーは、補助犬を連れている人の為ではなく、利用する健常者への理解のものですから、差別があるなら、自治体の防止条例をしっかり行使すべきだと思います。」とうことで。なるほど。確かに、前提知識なく、補助犬です、と言われた時にどう接していいのかなとか、このステッカーの意味合いって何だったのかな、とか。確かにどこかで知りたいですし、これは一般市民だけでなく、僕が取材して分かったのは、商店主の皆さんとか、ショッピングセンターの店子さんたち、やはりどうすればいいんだっけ、という困惑やもっと知りたいというニーズがあるみたいですね。僕が取材したケースで言うと、横浜のランドマークタワーにあるランドマークプラザ内は、ランドマークを運営している不動産会社がそういう勉強会の場を設けて、今日このあとゲストにいらっしゃる、日本補助犬情報センターの方をお招きして、講習会を開いたりしてましたね。
ラジオネーム、グレープさん。「補助犬が吠えず、暴れないことはわかるのですが、僕は犬アレルギーなので、正直仕方ない気がします。お店にペット連れのエリアを設ければ、アレルギーの人も補助犬にも配慮できるのではないでしょうか。」ということで。結構このアレルギーなんですけど、っていう話は。体に具体的に症状が出るという種のアレルギーに関しても質問などがたくさん来ているので、このあとうかがってみましょう。
ラジオネーム、足立の曽根さん。「補助犬の問題、難しいと思います。昔、小さな映画館で補助犬を連れた方が入場され、同じ映画を見ました。犬は声を立てませんが、首輪の音などどうしても特有の音がして、小さな映画館では結構気になりました。特に映画代は高いのに、心が狭いかも知れませんが、嫌な感じを受けました。バリアフリーも大切ですが、仕方が無い場合もあると思います。」なるほどー、足立の曽根さん、そうかー、じゃあ僕はもうポップコーンは絶対食べないようにしようかなー。うーん、難しいですね。皆さんからのメッセージ、まだまだ募集しています。
この後はブレイクスルー、補助犬の差別を解消するために今、私たちが知っておくべきことは何か。NPO法人日本補助犬情報センターの橋爪智子さんにお話を伺います。
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- ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より
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皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。