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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第75回 介助犬シンシアモニュメント

 3月……別れと出会いの季節ですね。色々な節目が皆さんにもあると思います。先日、小学校の娘が持ち帰った学校便りの中で、校長先生がこんなことを書いておられました。「竹があんなにしなやかで強いのは、たくさんの節目があるからなんです。あの節目がなかったら、途中でポキッと折れてしまう……子どもたちもたくさんの節目を迎え、強くしなやかに成長して欲しいです。」と……深い。皆さんもそれぞれの節目を大切に、新しい年度に向かって笑顔で頑張りましょう♪

優しい表情はもちろんのこと、形と雰囲気までシンシアそのものです!

初代介助犬シンシア(モニュメント)と3代目デイジーの初コラボです♪(笑)

 先週末、「介助犬シンシアモニュメント」除幕式があり、宝塚まで行って参りました。大勢の方がお集まり下さり、盛大で温かい式典となりました。

 介助犬シンシアは、当会理事木村佳友の初代介助犬として、身体障害者補助犬法成立に、多大なる貢献をしてくれました。シンシアの優しい眼差しが人々の優しさの輪を広げ、宝塚を動かし、法律が出来るまでの大きな風を巻き起こしました! シンシアは9年前の3月14日に亡くなりましたが、今度はモニュメントとして、宝塚から優しさの輪を広げてくれると思います♪ 皆さん、ぜひ、ナデナデしに来てください(^O^)/

 そして、3代目の介助犬デイジーがデビューしたのですが、なんと!デイジーのお誕生日が3月14日! 除幕式当日3歳になりました。 なんとも不思議なご縁を感じ、なんとも感慨深いです。。。
  • 介助犬デイジーの活動日記はこちら

 これからも、応援よろしくお願いいたします!

 宝塚市の理念「すべての人にやさしいまち」のシンボルとして設置されたこの銅像が、皆さんの待ち合わせの名所となり、またここから、様々なSNS等で、介助犬のこと、補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)のこと、補助犬をパートナーとする障害者のことを伝える『やさしさの輪』が世界中に広がりますように……

<介助犬デイジー活動日記よりご紹介>

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 シンシアの命日である3月14日は、シンシア・モニュメントの除幕式でした。
 設置場所が、JR宝塚駅の改札のすぐ前ということで、通行を妨げる時間を少なくするため、プレ式典を近くの多目的ホールで行なった後、モニュメントの前で除幕式を行いました。
 プレ式典では、来賓挨拶などのほか、シンシアの紹介ビデオも放映し、介助犬になってからのシンシアだけでなく、仔犬の頃のヤンチャなシンシアも見てもらいました。
 プレ式典の最後には、デイジーの紹介も行い、3月14日はデイジーの誕生日でもあるので、誕生日の良い記念になりました。

 モニュメント前での除幕式には、約200名の人が集まってくれました。デイジーの1年先輩になる介助犬のグロリアちゃんも来てくれました。
 中川市長の挨拶や感謝状贈呈などの後、いよいよ除幕です。
 「どうぞ」の掛け声で、みんなで幕に繋がる紐を引っ張りました。きちんと幕が引き去られたのですが、車椅子の前にいたデイジーに、幕がかぶさるハプニングがありました。デイジーは、ちょっとびっくりしてましたが、無事に除幕式は終了しました。

 除幕式の後は、テレビや新聞の取材に対応したり、デイジーと一緒に、たくさんの人とシンシア・モニュメントを挟んで、ツーショット写真を何枚も撮りました。バタバタして少し疲れましたが、ほんのちょっと有名人気分?を味わえました(笑い)。

 北陸新幹線の開業と同じ日でしたが、新聞各紙に掲載されてたので、記事や皆さんのSNS発信などを通じて、優しさの輪が全国に広がってくれれば嬉しいです。
 シンシア・モニュメントが、すべての人に優しいまちを目指す宝塚のシンボルとして、市民の皆さんから愛される存在になることを願っています。
木村佳友&介助犬デイジー
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<取り上げられた新聞記事紹介>


ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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