ほじょ犬って、なあに?
身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。
- プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)
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NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。
著書
『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)
第332回【2023ほじょ犬の日啓発シンポジウム報告!】
各地で線状降水帯の発生による大雨の被害が出ています。
毎年のように起こる自然災害。日頃の防災力と、いざという時の自助→共助→公助の力で、乗り切るしかありません。
以前書きました【補助犬同伴避難とペット同行避難】をご紹介しておきます。
1日も早く、安心できる日常が戻りますことを、心より祈っております。
さて、以前ご紹介しました【2023ほじょ犬の日啓発シンポジウム】の第一部基調講演「多様性に寛容な社会を構築するには~AI時代の補助犬と人~」(講師:マセソン美季氏)の動画を、身体障害者補助犬を推進する議員の会のYouTubeチャンネルで公開しました。ぜひ、多くの方にご覧いただきたい内容です。
今回、美季さんには、とてもご無理なお願いをしました。「AI時代と教育というキーワードとを入れて欲しい」というリクエストです。何度かやり取りする中で、私なりの想いや考えをお伝えした上で、普段美季さんが講演等で伝えておられる、とても大切なエッセンスはそのままに、カナダでの暮らしと日本での暮らしの違いなど、多岐にわたるお話を、非常にわかりやすくお話しいただきました。美季さんの柔らかい心地よいお声で、でも芯の通ったカッコいいお話でした。私が当初想像していたより、数倍わかりやすく、そして明確に言語化されており、感激いたしました。改めて、お願いしてよかった~と未だ余韻に浸れるくらいです♪
最近も、修学旅行生から「海外と日本の違いは何ですか?」と問われ、私なりの考えを伝えたところです。やはり、大切なキーワードとして【教育】が出てきます。 日本のインクルーシブ教育が国連から勧告を受けている今、改めて国民一人一人が、日本の教育について前向きに考え、話し合い、共に創っていきたいものです。
講演内容概略
現在、カナダで生活をするマセソン氏は、「日本に帰ると障害者になる」と感じた経験があるそうです。また、カナダで生まれ育った子どもたちも、「違い」を悪いこととしてとらえるような日本の社会環境に不安を感じることもあったそうです。そのような経験から、日本には世界に誇れる点もあるが、多様性の尊重という視点に関しては、まだ改善の余地があるのではないか、と語ってくださいました。
↓ 当日の講演動画はこちらです。(字幕あり)
マセソン美季氏プロフィール
1973年生まれ。カナダ在住、2児の母。大学1年時に交通事故で車いす生活に。98年長野パラリンピックのアイススレッジ・スピードレースで金メダル3個、銀メダル1個を獲得。カナダのアイススレッジホッケー選手と結婚し、カナダ在住。2016年から日本財団パラリンピックサポートセンター勤務。国際パラリンピック委員会(IPC)教育委員も務める。IPC理事。
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https://www.youtube.com/watchtime_continue=1&v=QWBC_9jWAi4&feature=emb_title
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