スキマ時間を上手に使って一発合格!
スキマ時間を上手に使って一発合格!
うどんさん
立教大学2021年3月卒業
医療ソーシャルワーカー
医療ソーシャルワーカーになるために受験を決意
「医療ソーシャルワーカーになる」という明確な目標があったうどんさん。医療ソーシャルワーカーとして就職するうえで、社会福祉士の資格は必須と言ってもいいほど重要だと考え、社会福祉士国家試験の受験を決めました。
スキマ時間を活用した受験勉強
うどんさんは、大学4年の夏頃から大学のゼミで少しずつ勉強を始めました。
「1日○時間勉強する」と決める受験生もいるなか、うどんさんは特に「1日何時間」とは決めず、家事や授業、アルバイトなど日常生活の合間に生まれるスキマ時間を勉強時間にあてるようにしたそうです。そのため、1日のうちで10時間以上勉強に打ち込んだ日もあれば、1時間程度で終わる日もあったそう。うどんさんの集中力がものをいった合格だといえます。
うどんさんが使った参考書はこちら!
- ◆7月~
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- ・社会福祉士国家試験受験ワークブック2021共通科目編(中央法規)
- ・社会福祉士国家試験受験ワークブック2021専門科目編(中央法規)
- ◆11月~
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- ・社会福祉士合格アプリ2021 一問一答(中央法規)
- ・社会福祉士国家試験模擬問題集2019、2020、2021(中央法規)
時期によって区別した勉強方法
試験の半年前は、個々の科目にじっくり時間を使い、制度や物事に対する根拠、流れをしっかり落とし込めるような勉強ができるよう意識しました。たとえば、1科目を2日かけて勉強するようにして、
・1日目:まんべんなく内容を頭に詰め込むインプット学習
・2日目:理解度を確かめるために問題を解き、間違えた問題は振り返るというアウトプット兼復習というように勉強しました。
一方、試験の直前は、それまでに身に付けた知識が頭から抜け落ちないよう、全科目にまんべんなく触れられるように、1日に複数科目取り組むというスピード感を意識した勉強をしたそうです。たとえば、11月からは、幅広い分野を素早く反復学習するため、アプリ版の一問一答を使用。そのときにわからなかった部分や知識があいまいだった部分は『受験ワークブック』で振り返り、知識を定着させていったそうです。それと並行して、実際の試験と同様の時間で模擬問題を解いたり、模擬試験を受けるなど、実践に向けた練習もしていきました。
写真:うどんさんが実際に使っていた『受験ワークブック』。
使い込まれた様子からも、うどんさんの努力が分かる。
苦手科目は視覚から覚える!
苦手科目に関しては、わからない部分やなかなか覚えられないことを紙に書き出して壁に貼り付けたと言ううどんさん。視界に入れる回数を物理的に増やすことで、目から覚えて苦手意識を改善することができたそうです。
けあサポ編集部に寄せられる合格者の声からも、紙に書いて壁に貼る方法を取り入れてたという勉強法を聞くので、「苦手科目はどうやって勉強しよう…」と悩んでいる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
家族や友人の応援や励ましがモチベーションに
夏頃から始めた受験勉強を2月の試験当日まで続けるのは大変です。うどんさんは、どうやってそのモチベーションを保ったのでしょうか。
うどんさんの場合、応援してくれる家族や友人、試験に向けて頑張っている友人の存在はもちろん、大学のゼミ友達の存在が最も大きかったようです。特にゼミ友達は、皆、医療ソーシャルワーカー志望で同じ目標を持っていたそう。そのため、試験勉強と並行して行わなければいけなかった就職活動の不安や苦悩、国家試験に対する悩みや思いが似ていたことから、苦しいときもお互いに励ましあい、モチベーションを高め合うことができたということでした。
同じ目標に向かう仲間の存在に励まされていたのですね。
試験当日や前日は睡眠時間をしっかりとる!
そしていよいよ試験前日…。ギリギリまで勉強する人もいるようですが、うどんさんは、睡眠時間を十分に確保したそうです。「試験中に睡魔に襲われた」となると、これまでの努力が無駄になってしまう可能性もあります。直前に追い込みたい気持ちもわかりますが、当日に100%の力を発揮できるように、時には体をしっかり休ませることも大切ですね。
合格の「必勝3か条」とこれから受験する人へのアドバイス
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- スキマ時間を活用すること
- 息抜きをすること
- 自分一人でやろうとせず、人の助けを借りること
うどんさんからのアドバイス
「社会福祉士国家試験は、出題範囲が広く、いつからやれば間に合うのか、どこからやるべきかというような思考を持ちがちだと思いますが、そのように考えたときには、とりあえず机に向かって学習に取り組むことが大切です。きっちり計画を立てて学習を進めることはもちろん大切ですが、自分に合った勉強方法や苦手分野・得意分野などはまずやってみないとわかりません。はじめのうちは、興味のある分野や、範囲が狭い分野などからやってみて、自分自身の性格や能力等と相談することを重ねることが大切だと思います。そうすれば、どうしたら試験までに間に合うか、どこから進めていくのが効率的かというのはおのずと導けると思います」