教えて!受験勉強Q&A
合格者の体験談や編集部からのアドバイスを中心に、みなさんから寄せられた資格受験に関する質問にお答えするコーナーです。一緒に“合格”を目指しましょう! 質問も募集しています。
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以前使っていた教科書と参考書で受かりますか?(2017年11月30日)
大学卒業以来、4年ぶりに受験することになり勉強中です。当時の教科書と参考書で勉強しているのですが、それで合格圏にたどり着くことができるでしょうか?
受からないわけではありませんが、自分にとって効率的な勉強の仕方が何かを考えてみてください。
数年前の教科書や参考書であっても、各科目の頻出事項・重要事項をしっかり押さえれば、合格圏に手が届くかもしれません。そして、制度の変遷や直近の統計数値を確認しておけば、より合格圏内は確実になるでしょう。ただし、必ず受かるという保証は誰にもできません。
最新の参考書や問題集であれば、出題傾向の分析も、よく出る統計数値の更新もしてくれています。しかし、数年前の教科書や参考書を活用する場合、どういった部分が古いのか、どういう情報を集めればいいのかを把握していないと、効率的な受験勉強はできません。そのためには、近年の出題傾向を確認してよく出る統計の最新情報を押さえたり、4年前から制度はどう変わっているのかを調べたりすることが必要になります。
大学や専門学校の先生にそういった部分をフォローしてもらえているのであれば心強いでしょう。また、制度情報をよく扱う現場で働かれている方は、そういったことは得意かもしれません。しかし、そうでない方は手間がかかることを考慮して受験勉強のスケジュールを組み立てたほうがよいでしょう。
数年前の教科書と参考書を使って勉強しても、最新の参考書や問題集を使って勉強しても、各科目の頻出事項・重要事項をしっかり押さえれば合格圏にたどり着くことはできるので、どちらにするかは、考え方次第といえます。
ちなみに、地域包括支援センターで働かれているJさんは、
「ソーシャルワーカーとしてクライエントと接する時は、最新の情報、使える情報を提供しなければいけません。私は、そういったアンテナを常に立てていなければいけないと考えています。この視点で考えると、受験勉強でも制度や統計の情報をおろそかにしてはいけないと思います。欲を言えば、これから社会福祉士となる方には、自ら最新情報を手に入れる訓練を受験勉強と一緒にしてもらえると嬉しいです」
とおっしゃっていました。
受験料や教材費は決して安いものではありませんし、受験勉強には時間も奪われます。お金や時間をどこにかけるのが自分にとって効率的なのか、最終的に納得できるのか、立ち止まって考えるのもよいかもしれませんね。
(けあサポ編集部)