私はこうして合格しました!
国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第99回 あかりさん
第99回 あかりさん
あかりさん メーカー勤務
あかりさんが使った参考書
あかりさんの合格までの道のり
日程 | 勉強内容等 | |
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2018年9月~ | ワークブックで勉強開始 | ゼミ仲間と一緒に勉強 |
10月~ | 国試ナビを併用 | |
2019年1月~ | 過去問と模擬問題集に取り組む | |
2月 | 試験本番 | |
3月 | 合格 |
- あかりさんが考える必勝3か条
-
- 不安になる暇があったら少しでも多く勉強する
- 国家試験という大きな試験を受験するのだと自分に言い聞かせる
- 人と比べない
社会福祉士を目指す
私は、実習を含む大学4年間の学びを形にしたいと思い、社会福祉士の資格取得を目指しました。将来的には福祉職に就きたいと考えていたこともあり、大学卒業時に受験することを決めました。
試験に向けた勉強を始める
私が参考書を開いて勉強を始めたのは受験の5か月前くらい、本格的に勉強中心の生活に移行したのは、受験の3か月前くらいからです。
中央法規のワークブックを9月に購入し、ワークブックで試験範囲全体に目を通すことから受験勉強を始めました。1か月ほどでワークブックを1周読み終えたのですが、文章だけでは理解できない点が出てきました。その点を詰めるために、国試ナビを10月に購入し、併用して勉強をするようになりました。
受験勉強の進め方
年内は、ワークブックに線(ライン)を引きながら読み進めて全体像を掴み、わからないことは、国試ナビの図や表を確認したり、ゼミの先生や友人に聞いたりしました。随時、わからないことを放置するのではなく、すぐに無くすようにしていました。
試験の1か月前からは過去問や模擬問題にも取り組みました。過去問と模擬問題集を使って問題演習を行い、試験の形式に慣れるようにしました。過去問は、ホームページから5年分ほどをプリントして取り組みました。
周りの環境
大学のゼミ仲間がみんな試験を受けるという状況だったので、多くの時間、ゼミ仲間と一緒に勉強をしていました。一緒に勉強するといっても、ただ同じ空間で勉強するということではなく、一人で集中する時間、わからないことを教えあう時間、雑談をする時間(休憩)と区切って、メリハリをつけながら勉強することができました。
人に説明をすると、自分が本当に理解しているのか理解していないのかが明らかになり、自分自身の頭の中も整理することができました。わからないことを教えあうのは、良い勉強方法だと思います。
ただ、一緒に勉強する仲間がいるのは心強かったのですが、自分より周りの人が明らかに合格に近いことに気づいてしまい、一時期は不安になりました。
直前期の不安対策
最後の1週間は、まず、充分に勉強できていない科目や、把握できていないことを確認し、「知識不足な範囲には伸びしろがある」と思い、そこに食らいついて勉強しました。そして、3日前くらいから、自分に自信をつけるために得意分野の復習を中心に勉強に取り組みました。
試験直前は、試験当日に自信を無くして不安にならないように、自分の得意分野、好きな箇所の勉強をして「自分はできる」と言い聞かせるようにしました。
受験勉強のひと工夫
ひたすら参考書と向き合っていると集中力が切れてしまうこともあったので、ワークブックを音読したり、友人と問題を出し合ったりもしていました。また、覚えたいワードや事柄を紙に書いて壁に貼ることで、勉強の時間以外にも視覚的に覚え込めるようにしていました。
振り返ってみて
私は、ワークブックに目を通すだけで時間がかかってしまい、暗記や問題演習になかなか進めませんでした。もっと早く勉強を始めればよかったと反省しています。それでも、時間がなかった分、あれこれと手を出さずにワークブックと国試ナビに絞って何度も読むことができたのは、よかったのかもしれません。
受験勉強を開始した時は、試験内容の知識がほとんどなく、過去問を見ても全く解き進めることができませんでした。なので、まずは試験範囲を確認して頭に入れなくてはならないと思い、はじめにワークブックを読んでから問題演習に取り組むという計画を立てました。
11月までにワークブックを3周ほど読んで頭に入れ、その後の2か月は問題演習に取り組むはずでした。2か月かけて問題演習をしながら、わからない点や苦手な分野を、ワークブックに戻りながら知識を詰めていこうと考えていました。
しかし、11月の時点では、あまりにも知識不足な状態で、「このまま問題演習に取り組んでも意味がない」と判断し、結果的に、問題演習に移行できたのは試験の1か月前になってしまいました。
これから受験する方々へ
私は、受験勉強を始めたのがかなり遅かったので、勉強を始めてから出題範囲の広さに絶望し、心が折れかけました。
過去問を解いても、模擬問題集に取り組んでも、試験直前にもかかわらず合格点を出せませんでした。それでも、「ここで諦めたら終わりだ」と思い、最後の最後まで食らいついて勉強しました。最後の1週間で、相当多くの知識を身につけたと思います。
勉強が辛くても、国家試験という大きなものに挑戦している自分を励ます、国家資格という大きな資格を取得できた後の自分を想像するということが大切です。試験が終わった後の楽しみや資格取得後の自分の姿を想像し最後まであきらめないことが合格を引き寄せると思います。
働くようになって
現在は、社会福祉士として働いているわけではありませんが、福祉業界に関わる仕事をしており、試験勉強の知識が役立っています。
今の職場で社会人経験を積んだ後に、将来的に社会福祉士の資格を生かす仕事をしてみたいという希望ももっています。