私はこうして合格しました!
国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第96回 大塚真菜美さん
第96回 大塚真菜美さん
大塚真菜美さん 生活協同組合 勤務
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藤井さんが使った参考書
- 社会福祉小六法
ミネルヴァ書房編集部 - 教科書(東京アカデミー)
大塚さんの合格までの道のり
日程 | 勉強内容等 |
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2018年5~9月 | 勉強:1日1~3時間 過去問を解く、教科書を読む |
10~12月 | 勉強:1日4時間 人物暗記・歴史暗記を始める、国試ナビを読む |
2019年1月 | 勉強:1日6時間 オリジナル教科書を読む |
2月 | 試験本番 |
3月 | 合格発表 |
現在 | 社会人として働く |
- 大塚さんが考える必勝3か条
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- 中途半端はダメ!全力で頑張る!
- 計画的に勉強する!
- ポジティブに!
現在の職場で
私は現在、生活協同組合(生協)に勤務しています。今後、地域のコミュニティを広げていくような活動に携わりたいと思っています。生協では福祉事業もやっているので、資格を活かせる機会もあるかもしれません。
社会福祉士の資格取得を目指す
私は、社会福祉士は今の社会で絶対的に役に立つ資格だと思ったこと、働ける職場も多くあるので選択肢が広がると思ったことから、社会福祉士を目指しました。大学に行った意味としても社会福祉士の資格を取りたいと思っていました。
社会福祉学部に在籍していたため、目指す仲間も多かったです。大学に入ってからは、受験資格を得られるように授業を取っていたこともあり、少し受験勉強を始めたら「中途半端で終わらせたくない」と思いました。勉強するうちにだんだんとやる気も高まっていきました。
受験勉強は過去問が中心
5月から受験勉強を始めました。まず、過去問を解きました。最初は、問題の意味も理解できず、わけがわからないのですが、それでも何度も解きました。試験直前までの間に、過去5年分を繰り返し解きました。
自分の中では、過去問を繰り返し解くことが一番重要だと思っています。過去問解説集で解説を確認することがとても重要です。私は、間違えたところは何度も解き直し、解説でさえも暗記するつもりで読んでいました。
過去問を解きながら、教科書にのっていないことを付箋にメモして、教科書に貼り付けました。この作業を三年分行い、結果、教科書は付箋だらけになりました。自分だけの教科書を作りました。
また、大学で行われていた国家試験対策講座を5月頃から週に一回受けていました。講座があることで、予習・復習なども熱心にやるようになり、勉強時間は増えたと思います。予習・復習には過去問を使用していました。
夏過ぎから勉強時間を増やし、受験勉強本格化
本格的に受験勉強を始めたのは夏過ぎです。9月までの間は、1日1時間で勉強を済ませることもあれば、3時間勉強することもありました。10月を過ぎると、1日4時間くらいを受験勉強にあてていました。1月に入って直前期になると、1日6時間以上を目標に勉強していました。
人物暗記、歴史の暗記は、10月頃からやり始めました。直前期は、今までの最終確認に時間を充てました。自分が作った教科書を最初から全部に目を通したり、国試ナビを読んだりし、並行して暗記が必要なものを頭に入れていきました。
一緒に勉強する仲間がいたこと
私は、国家試験対策講座の後や、ゼミ終わりの時間に図書館で勉強していました。同じ目標に向かって頑張っている仲間が近くにいて、一緒に勉強することができたので、自然と自分も勉強に身が入りました。仲間の影響はとても大きいです。勉強仲間がいたことで、悩みを共有することもでき、不安を解消することができました。
ハプニングもポジティブに乗り切る
私は、国家試験の一週間前にインフルエンザにかかりました。この時期、外出を控え、アルコール消毒をし、手洗いやうがいをしっかりしていたのですが、それでもかかってしまいました。
何日か勉強できなかったので、気持ちとしては焦りましたが、勉強から遠ざかることで、回復後はよりやる気を高めることができました。日頃計画的に勉強していたおかげで、インフルエンザも乗り越えられたのだと思います。
何かしらの勉強が手につかないようなハプニングは、誰にでも起きる可能性があります。そういったハプニングが起きても、ポジティブに考えればよいのです。
試験前日と当日
私はとにかく睡眠をしっかり取りました。試験前日は緊張しましたが、今までの努力を思い出し、自分を落ち着かせました。
また、当日は、筆記用具や受験票、お金等の忘れ物がないようにチェックしました。会場に早めに着いてお手洗いを済ませておくことも大切です。
これから受験する皆さんへ
受験勉強は、長期戦です。計画的に勉強する必要がありますが、目標が立てにくい場合は、まず、模試に向けて勉強を始めるといいと思います。何回か模試を受け、最終的に国家試験にたどり着きます。
国家試験のことばかり考えても不安になるので、模試で本気が出せるように勉強すれば、国家試験に向けた実戦的な練習になると思います。
不安や恐怖があると思いますが、努力は報われると思います。勉強して確実に暗記した者が受かります。頭が良い悪いは関係ない試験です。なんとなくではなく、確実に何度も暗記を繰り返して下さい。
受かったことを想像して試験勉強頑張ってください。
国家試験そのものを受けるか迷ったときは、とりあえず3か月勉強してみて下さい。受ける気になりますよ。
プレッシャーや不安に負けず、頑張りすぎず、程よく頑張ってください。