私はこうして合格しました!
国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第91回 こうてつさん
第91回 こうてつさん
こうてつさんが使った参考書
社会福祉士試験対策研究会=著
翔泳社
社会福祉士試験対策研究会=著
翔泳社
社会福祉士試験対策研究会=著
翔泳社
こうてつさんの合格までの道のり
日程 | 勉強内容等 |
---|---|
4月~ | 就職活動・卒業論文制作 |
9月 | 受験申込 模擬試験 |
11月中旬~ | 受験勉強開始 1日4時間、2日で1科目 |
翌年1月 | 過去問に挑戦 国家試験 |
3月 | 合格 |
- こうてつさんが考える必勝3か条
-
- 在学中に受験する
- 合格点を目指す
- 本番慣れしておく
大学卒業前に受験することが重要
私は、いわゆる福祉関連の職場で働いているわけではありません。就職も一般企業を考えていたので、絶対に社会福祉士になるという強い気持ちを持って受験勉強をしたわけではありませんが、社会福祉士の資格を取得することができました。
私の場合は、大学を卒業するときに受験したことが、合格につながる重要なことだったと思っています。卒業してからでも受験することはできますが、働き出してから受験することを想像すると、とてもとても・・・。やる気が続かなかったと思います。
就職活動と卒業論文の制作後に本格的に勉強
大学で科目ごとの授業は受けていたので、受験に必要な基礎はありました。なので、「就職活動が終わってから」と、受験勉強はいったん後回しにしていました。就職活動が落ち着いたのは10月で、本当はそこから受験勉強の予定でしたが、卒業論文も制作しなければならなかったので、結局、きちんと受験勉強を開始したのは11月後半からになってしまいました。
ただ、受験申込をする時に、何もしていない不安を漠然と感じたので、9月に模擬試験を1回受けました。合格点まではいかなかったものの、まぁまぁの手ごたえがあったので、とりあえず問題集と参考書を買うだけにしておきました。
2日で1科目と区切って勉強
私の勉強の仕方は、まず問題を解くことでした。解ける問題もあれば、解けない問題もあるのですが、できなくても問題にあたってみることにしました。でも、150問は気持ちも続かないと思い、科目で区切ることにしました。何問解くかは、日によって、科目によって違いましたが、1科目の問題を解いて、解説を読み、参考書のその科目の部分を読むという流れにしていました。
試験までの日数を計算して、「1科目に2日ずつかけられるな」と思い、2日で1科目ずつ勉強を進めていきました。3日かけた科目もありますが、基本は、2日で区切って次の科目に進みました。参考書は、ノートに書き出したりまとめたりする時間はなかったので、ひたすら読むだけでした。平均すると、1日4時間くらい勉強していたと思います。
このときに、大学の授業をきちんと受けていてよかったなと思いました。基礎知識があるので、参考書を読むことは復習に近かったです。もちろん、新しいこと、充分に理解できていないこともありましたが、解いた問題を振り返ることで、何を押さえておけばいいのかが少し見えてくる感じがありました。
過去問で本番慣れする
1月の直前期には、過去問を解きました。過去問から勉強をスタートする人もいると思いますが、私の場合は、過去問で問題慣れ、本番慣れをしました。試験センターのHPに過去問が掲載されているので、それを使って時間を計って問題を解いた日もあります。ただ、一人では集中力が続かないということもあって、午前中だけで断念しました。断念してからは、やっぱり1科目ずつ解いて正答を確認しました
これから受験勉強する方へ
満点を目指すなら、1科目にもっともっと時間をかける必要があったと思いますが、私は合格点を取ると割り切っていたので、2日で1科目の作戦がとれました。全てを覚えること、理解することはできないと割り切ることも受験勉強では重要です。
あと、私は大学の授業をある程度きちんと受けていたことが受験勉強に大いに役立ったと思っています。大学や専門学校で授業を受けている人は、受験勉強の中身は、初めてでないことがたくさんあると思います。しっかり授業を受けておいてください。