私はこうして合格しました!
国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第62回 馬場有希さん
小倉リハビリテーション病院 MSW
馬場有希さんが使った参考書
いとう総研資格取得支援センター=編集
中央法規出版
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士国家試験受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
日経新聞、厚生労働白書、総務省の統計など
馬場有希さんの合格までの道のり
日程 | 勉強内容等 |
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2013年4月 | 大学で国家試験対策講座を受ける(東京アカデミー) |
5月 | 精神保健福祉士実習を行う(7月まで) |
8月 | 卒業論文の中間提出 |
9月 | 模試を受けて現実をみる(撃沈) |
11月 | 大学での講座終了 |
12月 | 卒論提出、模擬問題集を解く |
2014年1月 26日 | 国試10日前から共通科目のみ勉強する(精神との共倒れを防ぐため) 国家試験 |
3月 | 合格 |
- 馬場有希さんの考える必勝3か条
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- (1)五択の選択肢から選べればいいや、と思う(細かいところにこだわらない)
- (2)だらだら勉強しない
- (3)信頼できる先生についていく
社会福祉士を目指した理由
私が社会福祉士を志して社会福祉コースを選んだ理由は、正直よく覚えていません。
ですが、大学でいろいろな勉強をして本格的に社会福祉士になりたいと思うようになったのは覚えています。実習中に出会った方々や大学の先生、先輩方など、福祉を学ぶ上で本当に多くの方々にたくさんのものをいただきました。それを一人前の社会福祉士になることで恩返ししていけたらと思っています。
具体的な勉強方法
私の場合は、大学での課題やスケジュールを従順に勉強しました。とにかく大学の先生に鬼のようにしごかれ、1年間で100回以上のテストを受けました。また、教材は友達とお金を出し合って公同購入をしていました。自分に合う勉強方法は人それぞれだとは思いますが、私の場合は、だらだら勉強をせずに朝1日のスケジュールを立てて勉強するようにしていました。何時までに何を終わらせるかを決めていました。時間だけが過ぎていくと、内容は大したことなくても勉強した気になるので、それを防ぐために「量より質」を意識していました。それでも一日10時間以上は勉強しました。
試験当日や前日に気をつけたこと
試験前日は、友達と前泊したホテルの部屋に出前を頼んでわいわいしていました。夜は勉強せずに早く寝ました。前日、当日まできたら、正直勉強したところで頭に入りません。すっぱり諦めて神に祈ったり、卒業旅行のことを考えたりしていました。ふざけていたわけではありませんが、それまで勉強した時間には自信があったので、それを信じて待つ、という気持ちでした。
今のお仕事について/社会福祉士試験合格後について
現在、回復期病院でMSWをしています。資格を持っているからといって患者さんに信頼してもらえるわけでもなく、目標としている人に近づけるわけでもありません。毎日が勉強です。資格の取得はスタートラインに立っただけだということを改めて感じました。
これから受験される方へ
あまり参考にならない受験体験記を最後まで読んでくださってありがとうございます。試験勉強はただただ耐え忍ぶのみです。たまに息抜きをしながら、最後までがんばってください。