私はこうして合格しました!
国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第89回 ナツさん
第89回 ナツさん
老人ホーム勤務
- 見出しリンク
ナツさんが使った参考書
- ユーキャンの社会福祉士 これだけ! 一問一答&要点まとめ
ユーキャン社会福祉士試験研究会=編著
U-CAN - 社会福祉士完全予想模試
寺島彰=監修 慶應義塾社会福祉士三田会+コンデックス情報研究所=編著
成美堂出版
ナツさんの合格までの道のり
日程 | 勉強内容等 |
---|---|
6月~8月 | 参考書2冊(共通科目と専門科目)を毎日読む |
9月 | 過去問+一問一答に取り組む |
10月 | 模擬試験(1回目)を受ける 模擬問題集に取り組む |
11月 | 模擬試験(2回目)を受ける 完全予想模試に取り組む |
12月~1月 | 模擬試験と模擬問題を何度も解く 国試ナビで知識を整理する |
1月末 | 国家試験 |
3月 | 合格 |
- ナツさんの考える必勝3か条
-
- 知識は自分でまとめず、目で見て覚える(まとめる時間がもったいない)
- 問題を反復する(覚えたことを忘れないように)
- 時間をみつけてコツコツ勉強(努力に勝るものなし)
社会福祉士を目指したきっかけ
私は、大学卒業後に知的障害者の支援施設に就職しました。当時、教員免許は持っていたものの福祉分野の知識がなく、力不足を感じながら働いていました。その後、結婚を機に退職したのですが、移り住んだ家の近くの大学の通信課程で社会福祉士の資格が取れることを知り、「まずは勉強」と3年次へ編入しました。2度の妊娠・出産と重なりましたが、なんとか卒業。でも、卒業と同時の受験は、勉強不足で不合格でした。
再受験を決意
その後、2人の子育てに追われて仕事や資格取得からは遠ざかっていたのですが、下の子の幼稚園入園を機に社会福祉協議会でパート勤務を始めました。働き始めると「子どもがもう少し大きくなったら責任ある仕事がしたい! 」と思うようになり、そのために「資格を取得しておこう」と再受験を決意しました。
早めの時期からコツコツと
6月くらいから、毎日朝5時に起きて1時間は必ず勉強しました。参考書を読み込むことから始め、2か月後には過去問や一問一答を解くようになりました。過去問は3年分でしたが、3回繰り返して解きました。10月に1回、11月に1回模擬試験を受け、その後、購入した模擬問題集、完全予想模試と一緒に何度も解いて復習しながら覚えました。模擬試験と模擬問題は、4~5回繰り返したのを思い出します。
知識の整理も参考書を活用
受験勉強で、自分でノートを作ったり書き込んだりする時間がもったいなかったので、知識の整理は『見て覚える! 社会福祉士国試ナビ』(国試ナビ)を活用しました。どうしても覚えられない年号や人物などは、単語帳を作ってゴロ合わせで覚えました。
参考書や問題集を複数買うのは最初迷いがありましたが、問題集に載っていることを自分で調べなおしたりすることを考えると時間が有効に使えないと思い、必要だと思うものは、先行投資だと思い購入しました。
試験当日に気をつけたこと
試験会場は、快適な状況とは限りません。私は寒いと集中できないので、防寒に気を配り、座布団・ひざ掛け・カイロを持参しました。お昼ご飯は量を食べ過ぎないようにし、眠くならないように気をつけながらも、甘いものを食べてリラックスしました。
参考書は重いし見ると焦るので、たくさんは持っていかず、国試ナビと単語帳だけを持参しました。
合格してから
社会福祉士の資格を取得できたことで、自分に自信が持てるようになりました。介護福祉士、ケアマネジャーの資格も取得予定です。子どもがもう少し大きくなったら、資格を活かして働きたいと思っています。
これから受験されるみなさんへ
私は要領がよくないので、早めに受験勉強を始めてコツコツがんばりました。約10年ぶりの受験は、制度も変わっていて、まさにゼロからの受験勉強でした。でも、1度はあきらめた私でも合格することができました。
短期で集中的に勉強するか、長期で少しずつ時間をとって勉強するか、タイプはわかれるかもしれませんが、努力すればきっと合格できると思います。