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私はこうして合格しました!

国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。

第83回 ホリさん

第83回 ホリさん
地域包括支援センター 社会福祉士

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ホリさんが使った参考書

  • 「必携 社会福祉士(専門科目編)」
    みずきの会・社会福祉士試験研究会=編集
    筒井書房
  • 「必携 社会福祉士(共通科目編)」
    みずきの会・社会福祉士試験研究会=編集
    筒井書房
社会福祉士国家試験模擬問題集
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟=編集
中央法規出版

ホリさんの合格までの道のり

日程勉強内容等
8月 2度目のチャレンジを決意
参考書で勉強開始!!
  • 各科目の要点整理(大枠を理解)
  • 勉強時間
    平日:空いた時間に
    休日:2時間
11月過去問題・模擬問題を解き始める
  • 苦手把握
    本番対策
  • 勉強時間
    平日:1~2時間
    休日:4~5時間
1月国家試験
3月見事、合格!
7月地域包括支援センター勤務

ホリさんが考える必勝3か条
  • 本当に受かりたいならストイックに!
  • 先を見越した勉強法を考える!
  • 受かってどうしたいか具体的に指針をもつ!

 地域包括支援センターで働くホリさんからお話をうかがいました。

転職したい…

 私は、大学卒業時に1回目の受験をしました。ですが、その時はうまくいかず、不合格でした。その後、就職し、施設で相談援助職として働き始めたのですが、そこで、社会福祉士という資格の必要性を身にしみて感じました。

 大学時代は、「絶対に取得したい」という資格ではなかった社会福祉士が、働き始めると、すごく欲しい資格にかわりました。「転職したい。キャリアアップしたい」という気持ちもあり、2回目のチャレンジを決めました。

半年間の受験勉強

 試験の半年前から受験勉強を始めました。始めたばかりの時期は、勉強できるときに集中的に時間を確保するようにし、休みの日に自宅か図書館で2時間ずつ勉強していました。

 まず問題を解いて慣れる人もいるのでしょうが、私は、要点をまとめてある参考書を使って、その部分を読み、各科目の大枠をつかむということから始めました。

 試験2か月前頃になると、平日は1~2時間確保して勉強し、休日は、4~5時間ひたすら勉強ました。

 この時期は、模擬問題や過去問題を解くことが勉強の中心になっていきました。まずは時間制限無しで1回分の問題を解き、解答を確認。これを何度か繰り返し、自分の苦手把握や、新たな知識の詰め込みを行いました。その後、本番の試験に慣れるために、本番通りの時間で問題を解く練習もしました。

 私は、とにかく、試験に合格するということを第一とし、勉強していると気になってくる周辺のことにはなるべく目をつぶりました。

苦しい時期が来る

 施設に勤務しながらのチャレンジだったので、途中、体力的に「苦しいな」と感じる時期がありました。仕事には日勤だけではなく遅番や夜勤もあり、毎日同じリズムで勉強することはできなかったので、当初の予定通りには勉強が進みませんでした。

 でも、家族や職場の先輩、同じく2回目のチャレンジをする友人などに受験することを言い、それを原動力として、疲れていても机に向かうようにしました。

周りを見ると

 私は、ずっと一人で勉強していたわけではなく、大学の友人など、周りに社会福祉士の試験を受ける人もいたので、そういった友人と勉強することもありました。

 友人はあまり勉強していないように見え、流されてしまいそうにもなったのですが、「私は私」と心を決めて勉強しました。

本試験を乗り越えて

 前日、当日には、もう焦っても仕方がありません。鉛筆や消しゴムを充分に用意して、準備だけは万端にするしかないですね。

 なんとか国家試験に合格することができたのですが、これから勉強始める方に伝えておきたいのは、受験勉強をするにあたって、いきなり模擬問題や過去問題にチャレンジしてもあまり意味がないということです。

 すべての人に合うとは思いませんが、受験科目の大枠を理解してから、知識定着や本試験への慣れのために解くのが良いと思います。そして、後半に模擬問題や過去問題に取り組む時間を確保するためにも、早め早めの勉強開始が望ましいです。

転職を果たして

 社会福祉協議会に運営が委ねられている地域包括支援センターで社会福祉士として働いています。社会人3年目に転職して、最初の職場から社会福祉協議会にうつりました。転職1年目は日常生活自立支援事業などを担当していましたが、その後、地域包括支援センターで働くようになりました。

 日々の仕事は簡単なことばかりではありませんが、相談に訪れた方の安心した顔、喜んだ顔を見ていると、この仕事をしていてよかったなぁと感じます。

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