介護福祉士のしごと体験記
介護福祉士を取得し、これから新たに働くという方、もう働いているけれども有資格者として新たな1歩を踏み出すという方。
それぞれにいろいろな不安があると思います。
そこで、みなさんよりも一足早く介護福祉士になられて現場で活躍されている/キャリアアップされた方々にお話を伺いました。
ここでのお話を参考に、新たな職場・キャリアでのイメージを膨らまし、不安解消に役立てていただければと思います!
これから介護福祉士になる方へ 介護の専門性を高め、ともに成長できる場「日本介護福祉士会」のご紹介
介護福祉士の資格取得を目指すみなさん、初めまして。
さて、突然ですがみなさんは、介護福祉士の資格保持者が日本でどれぐらいいるかご存じでしょうか。令和4年3月末時点での資格登録者数は、なんと全国で180万人を超えており、医療・福祉系国家資格の中でも、看護師と並んで資格所持者が多い国家資格であると言えると思います。
資格取得者数の多い看護師と介護福祉士ですが、注目したいのは両者の歴史です。看護師は歴史が古く、ナイチンゲールの精神を受け継いで、明治時代から存在しており、1915年の「看護婦規則」により制度化・資格化されました。
資格創設から100年を超える看護師に対し、介護福祉士は比較的歴史の浅い国家資格であると言えます。「社会福祉士及び介護福祉士法」が制定されたのが1987年のことですから、制度が出来てから30年余りしか経っていません。
そのためかは分かりませんが、職能団体である介護福祉士会の認知度については、まだまだ向上していかなければいけないと感じています。介護福祉士の資格を取得した方の中でも、介護福祉士会という職能団体の存在を知らない方も多くおられます。
日本介護福祉士会に入会するメリット
一生をかける価値ある仕事とは、専門性が確立し自他共にそれを認識する職業です。
せっかく取得した国家資格をこの先、もっと輝かせ活かすためには継続的な自己研鑽により介護の専門性を高め、極めていくことが重要です。
その手段として、各種勉強会や研修会に参加したり、中には認定介護福祉士等の上級資格を目指す方もいます。介護福祉士の資格は取得して終わりではなく、資格を取ってからが専門職としての本当のスタートです。
日本介護福祉士会は都道府県介護福祉士会との連携のもとみなさんの介護の専門性を高める各研修の開催に取り組んでいます。
さらに、日本介護福祉士会に入会すれば、各種研修を会員価格で受講することができるほか、業界の最新情報も手に入れることができます。
受講料の割引や情報配信以外にも日本介護福祉士会入会のメリットはあります。例えば、同じ目的を持った人や経験豊かな先輩と出会うことができます。
そのなかで、刺激や共感を覚え、同業種でなければわからない悩みや絆、そしてアドバイスをもらったりしながら人として成長できることが、日本介護福祉士会に加入する大きなメリットだと考えています。
研修会の様子
全国の会員が参加する全国大会・介護福祉学会はまさにそうした会員同士の交流の場として、貴重な機会となっています。
介護福祉士の職能団体である日本介護福祉士会・都道府県介護福祉士会に入会し、継続的な自己研鑽や会員仲間との交流を通して切磋琢磨することで、自然と専門職としての自覚や誇りが芽生えてくることでしょう。
介護現場をよりよくするために
介護福祉士を目指す人は、福祉に対し強い志と高い理想を持つ人が多いと感じています。
そういった方は今の制度や現場の現状に対し、内心言いたいことや不満に感じておられることもあろうかと思います。私自身、理想とする介護と現実との狭間で思い悩むことが今でもあります。
制度をより良いものに変えていくためには、多くの声が必要です。一人ひとりの声は小さくても、職能団体として組織一丸となって声をあげることで、国や制度を動かす力になるのだと思います。ぜひ多くのみなさんに介護福祉士会に加入いただき、より良い制度を一緒に考えていきましょう。
「介護福祉士の未来は介護福祉士自身が切り開く」という日本介護福祉士会の信念のもと、「国民が安心できる社会生活を保障する」という責任を果たすためにも、より多くの方に会員になっていただけると幸いです。
介護福祉士会へのご入会、お待ちしています
学生さんは就職活動、社会人の方は仕事を抱えながらの資格試験勉強でこれまで色々と大変だったと思います。お疲れさまでした。
また、新型コロナウイルスも未だに猛威をふるっていますいます。体調には十分ご留意ください。
そしてぜひ、晴れて介護福祉士となった際は、介護福祉士会への入会をご検討いただけると幸いです。多くの仲間を春にお迎えできることを心から楽しみにしています。
公益社団法人日本介護福祉士会
日本介護福祉士会のご案内
日本介護福祉士会は、みなさまがお住いの都道府県介護福祉士会と連携し、介護福祉士の資質向上や国民の福祉の増進に寄与する取り組みを行っています。
各種研修の実施のほか、E-ラーニングシステムを利用した学習コンテンツの開発等も行っております(E-ラーニングシステムは令和4年度の稼働に向け、現在学習コンテンツの作りこみを行っています)
介護福祉士の資格をお持ちであれば、どなたでも介護福祉士会に入会できます。入会をご検討の方は、日本介護福祉士会ホームページより入会資料をご請求ください。