私はこうして合格しました!
晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第97回 市川 真弓(いちかわ・まゆみ)さん
市川 真弓(いちかわ・まゆみ)さん
社会福祉法人 楽友会
特別養護老人ホーム 白楽荘(多摩市)
介護職員
町田福祉保育専門学校卒業
市川さんが使った参考書
- 2018 介護福祉士国家試験過去問解説集(中央法規)
市川さんの合格までの道のり
- 市川さんの必勝3箇条
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- ①家族の支え
- ②一緒に受験する仲間がいること
- ③折れない心
介護福祉士国家試験を受験しようと決めたきっかけ
学校で国家試験を受験することになっていましたが、それだけでなく、高齢社会の世の中で必ず必要とされる資格なので、自分自身の手で資格を取ろうと思っていました。
また、養成校は実技系の授業が多くみっちり勉強できますが、技術だけでなく知識もしっかり身につけたかったので、国家試験を受験をすれば知識も見につくと思い、受験を決めました。
いつ、何度目の試験で合格しましたか?
平成30年(第30回)の試験を初めて受けて、合格しました。
試験のどれくらい前から受験勉強をはじめましたか?
試験の1年前くらいから、学校の授業の中ではじめました。
6月に模擬試験を受け、その頃から、自宅での勉強をはじめました。
勉強法を具体的に教えてください。
過去問解説集を1日2問ずつ、問題と解説を暗記するくらい繰り返し解きました。そのなかでも、制度や法律などが難しかったので、重点的に勉強しました。
また、1年生の時から日々の授業をしっかり集中して取り組むことも意識しました。2年生になったら週1回国試対策の授業があったので、それを集中して受け、模擬試験も3回受けました。
試験勉強中のエピソードなどがあれば教えてください。
勉強が嫌いだったので、友達と一緒に勉強しました。
たとえば、週2回くらい放課後に仲良し3人組で問題を出し合ったり、難しいところを一緒に調べたり、解説しあったりしました。
勉強で行き詰った時には、家族が息抜きにご飯に連れて行ってくれたり、私が勉強を始めたら、急に静かになって勉強しやすい環境にしてくれたりしました。いつも「頑張って」と言ってくれるなど、「家族の支え」が大きかったと感じます。
とにかく、人生の中で一番勉強をした2年間だったと思います。
「介護福祉士を受験する」と周囲の人たちに宣言しましたか?
宣言しました。
プレッシャーにはなりましたが、宣言した手前、試験に落ちるわけにはいかないし、頑張る原動力になったと思います。
試験当日や前日に気をつけたことは何でしたか?
試験前から、体調管理には気をつけていました。試験前日は、忘れ物がないか持ち物を4回確認しました。当日は、交通状況をこまめに確認し、早めに家を出て試験会場に向かいました。
これから受験勉強を始めようとしている方、始めている方へのアドバイスをお願いします。
試験まであとどれくらいか、意識して過ごすことをオススメします。
学校の日々の授業は、ほとんどが国試に関連しているので、それが問題に出そうかどうかに関係なく、集中して勉強することも一つの試験勉強だと思います。2年間、毎日の授業は飽きたり、気持ちが緩んだりするかもしれませんが、気持ちを強く持って、初心を忘れないよう「折れない心」も大切です。
現在の仕事内容について、教えてください
今年の4月から特別養護老人ホームで利用者の日々の介護やケアプラン作成をしています。月4回、夜勤もしています。
仕事のやりがいを感じるときはどのようなときですか?
利用者に「ありがとう」と言われたときや、利用者の笑顔を見ているときにやりがいを感じます。