私はこうして合格しました!
晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。
第84回 工藤綾子さん
工藤綾子さん
社会福祉法人幸清会
特別養護老人ホーム 幸豊ハイツ
ケアワーカー
工藤さんが使った参考書
※リンク先は最新版です。工藤さんの合格までの道のり
- 工藤さんの必勝3箇条
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- やる気のあるときだけ勉強する
- 落ちたくない気持ちを持続する
- 利用者の立場になって考える
介護福祉士国家試験を受験しようと決めたきっかけ
中学・高校のとき、介護の仕事に就くことに、周囲の人はみんな反対していました。
親からも先生からも反対され、悔しい反面、「絶対に介護福祉士の資格を取って、私ができることをしよう」「少しでも利用者に安心してもらえる介護者になりたい」と思って、介護福祉士を目指しました。
いつ、何度目の試験で合格しましたか?
1回目の挑戦で、合格しました。
試験のどれくらい前から受験勉強を始めましたか
1年くらい前から、少しずつ過去問に取り組み始めました。
本格的に取り組み始めたのは、試験の1か月前くらいからです。
勉強法を具体的に教えてください
- (1)最初は、過去問を繰り返し何度も解きました。
- (2)わからないところは、先輩に聞いたり、参考書を見たりして勉強しました。
- (3)平日は、過去問を半分の60問解いたり、頑張って1回分を解いたりと、まちまちでした。
- (4)休日は、過去問を2~3回分解きました。
- (5)試験日が近くなるにつれて、ポイントを押さえ、徹底的に頭に入れるようにしました。
- (6)気分があまり乗らないときは、『らくらく暗記マスター 介護福祉士国家試験 2014』を使用しました。
- (7)後は、『2014 介護福祉士国家試験 過去問解説集』を解いて、『介護福祉士受験ワークブック 上・下 2014』にも目を通すようにしました。
「介護福祉士を受験する」と周囲の人たちに宣言しましたか?
宣言しました。
そのことで、「落ちたくない!」と、自分にプレッシャーをかけたのだと思います。
受験対策の講座や模擬試験は受けましたか?
法人主催の受験対策講座に1回参加。
自費で、中央法規が主催する受験対策講座に2回参加。
模擬試験は、国家試験の半年前と3か月前の2回、受けました。
試験勉強に取り組んでいる中でのエピソード
全く知識もない状態で過去問に取り組み始めたので、最初はほとんどが間違いだらけでした。
正解の解説を読んでもちんぷんかんぷん。制度や医療、その他、難しいことだらけで、過去問やワークブックを開いてもすぐに閉じてしまうような状況でした。
日にちが迫ってきて焦るばかりでしたが、「落ちたくない!」という一心で、間違いだらけでも納得いくまでワークブックを読んだり、周りの人に聞いたりして、何とか乗り越えました。
試験当日や前日に気をつけたこと
まず、前日は早めに寝ました。
当日は、朝、チョコレートを食べて、頭の回転が良くなるようにと、糖分を補いました。
後は、自分の好きな音楽を聴いて、リラックスに努めました。
これから受験勉強を始めようとしている方、
始めている方へのアドバイス
知識がなくても、先に過去問を解き、わからないところは参考書を開いて、とにかく理解するようにしてください!
試験では、引っかけ問題ではないですが、惑わされる場合がありました。しかし、冷静になって考えると、解けます。
後は、「介護福祉士の資格を取れば、利用者に安心してもらえる」ということを肝に銘じればよいかと思います。
合格した後、あらためて仕事のやりがいを感じるとき
利用者が笑顔になられた時、その方のできるところを見つけられたときです。