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私はこうして合格しました!

晴れて介護福祉士になった皆さんに、仕事をしながら勉強を続けるコツや効果的な勉強法、受験を仕事に活かす展望についてうかがいました。

第79回 大竹慈美さん

大竹慈美(おおたけめぐみ)さん
特別養護老人ホーム八色園
介護職員


大竹さんが使った参考書

 ※リンク先は最新版です。

大竹さんの合格までの道のり


大竹さんの必勝3箇条
  • テキストを読み込んで基本を押さえる
  • 絶対に合格する!」という強い気持ちをもつ
  • できるだけのことをやったら、最後は自分を信じる

テキストを2回読み込み、過去問・予想問題で確認

 大竹さんが八色園で介護の仕事を始めたのは、今(2014年1月)から4年半ほど前のこと。当時、介護の仕事を勧めてくれた知人のアドバイスもあり、入職時から介護福祉士の資格取得を視野に入れていたといいます。3年間の実務経験という受験資格を満たしたときには、第25回(2013年1月実施)の試験をにらみ、早くも12年1月には、情報収集に加えてテキスト(ワークブック)を購入したそうです。

 「とはいうものの、本格的に試験勉強を始めたのは、試験の3か月前からです。不規則な勤務ゆえ、できるときにまとめて勉強するようにしていました」と大竹さん。3か月前からは、毎日テキストを開くように心がけたといいます。「まずはテキストを2回読み込みました。1回目はサラッと流し読みして、2回目は書き込んだり、ラインを引くなどしました。その後、過去問や予想問題を解くという方法です」(大竹さん)

周囲の人たちが心の支えに

 不規則な勤務の中での勉強ゆえ、苦労したことも多かったのではと伺うと、次のような返事がありました。

 「実は試験の1か月ほど前に、疲労やプレッシャー、あせりから、心のバランスを崩してしまいました。仕事に集中できずにミスをしたり、入居者に対する口調がきつくなったりと…。でも、主任や同僚が支えてくれて、何とか乗り切ることができました」(大竹さん)

 大竹さんは受験のことを同僚や家族、友人に公表していました。公表することで、周囲の人たちが心の支えになってくれたといいます。また、公表することで退路を断ち、自分を追い込むことができたそうです。追い込みすぎてプレッシャーを感じてしまったこともあるので、公表も良し悪しとか。

良く眠り、リラックスして臨む

 雪深い新潟県で働く大竹さん。受験当日も雪の影響を心配し、試験会場に隣接したホテルに前泊したそうです。そのため、当日は余裕をもって会場に入ることができたといいます。「試験会場で、介護技術講習会で同じグループだった人と偶然出会い、話をすることでリラックスできました。講習会で知り合った人たちとは、メールで情報交換や近況報告をしていました。やはり、勉強仲間がいると頼もしく感じましたね」と大竹さん。良く眠り、リラックスして受験するのが一番といいます。

 最後に、これから受験勉強を始めようと考えている人にアドバイスをお願いしました。

 「あまり難しく考えずに、基本的なことをしっかりと押さえておけば、結果はついてくると思います。毎年少しずつ問題の傾向が異なるので、過去問だけに頼るのではなく、テキストや模擬試験で基礎を固めておきましょう」

 入居者が元気になったり、できることが増えたり、表情が豊かになると仕事のやりがいを感じるという大竹さん。資格取得が自信となり、さらに利用者に還元されることでしょう。