ケアマネジャーの実務に就く前に
おすすめの書籍・映画etc.
ケアマネの現場に出る前に、アタマとココロの基礎体力を養っておきましょう。
今の時期におすすめの書籍や映画を先輩ケアマネジャーに紹介していただきました。
第9回
2021年12月17日
プロとして知っておきたい! 介護保険のしくみと使い方
(「ケアマネジャー」編集部編、中央法規出版)
ケアのカリスマたち 看取りを支えるプロフェッショナル
(上野千鶴子著、亜紀書房)
『おひとりさまの老後』の上野千鶴子先生が、看取りのプロである介護・看護・医療の専門職11名に現場の活動を尋ねた対談集です。
最後に人を見送る、人を看取ることを、さまざまな職種の方が丁寧に語られています。
看取りは、新人さんたちも現職場で体験されているかもしれませんが、いろいろな視点や考え方があることを知ると、きっとこれからの活動に活きると思います。
何より、「プロの仕事とはこんなに素晴らしいんだ!」「これぞ、ザ・専門職!」と言いたくなるエピソードが満載です。
これから新たな仕事のスタートを切るにあたって、自分も「こうありたい!」と思える本だと思います。(M・N)
エンディングノート(砂田麻美監督)
がんの宣告を受けた一家の父が自らの人生を総括し、家族へあてた“エンディングノート”を残すまでの姿を軽妙なタッチでつづったドキュメンタリー。
重度の胃がんが発見され、自身に「自らの死の段取り」を課すことになる「お父さん」を、実の娘がその最期の瞬間まで記録した秀作です。
私はこの映画を観て、改めて事前の意思決定(ACP)がどれほど大切かを感じさせられました。(M・H)
第10回(最終回)は12月24日に掲載予定