ケアマネジャーの仕事ってどんな内容?
本コーナーは、介護支援専門員実務研修受講試験を突破されたみなさま、あるいはこれから受験を考えているみなさまにケアマネジャーの仕事内容について紹介するコーナーです
(これから受験される方は合わせてこちらもご覧ください)。
実際にケアマネジャーとして働く前にここで具体的なイメージを先取りしましょう。
Contents
Vol1.ケアマネジャーの1日
Vol2.ケアマネジャーの1か月
Vol3.ケアマネジャーの研修事情
Vol4.ケアマネジャーの必須アイテム
Vol5.ケアマネジャーの職場
Vol2.ケアマネジャーの1か月
ケアマネジャーの1か月の流れ
1か月の流れとしては、ある程度ルーチン化している部分があります。簡単に説明しますと、月の初旬は給付管理(訪問介護、デイサービスなど各サービス事業所から送られてくる実績をパソコンに入力し、国保連(国民健康保険団体連合会)に請求する業務)、中旬はサービス利用票を作り、利用者をモニタリング訪問、下旬はサービス提供票を各サービス事業者に送付します。
以上のルーチン業務をこなしつつ、1日の流れでも紹介しましたが、利用者の状態の変化に応じアセスメント、ケアプラン作成、サービス担当者会議、各事業者との連絡調整、入退院に伴う支援などを随時行います。
1か月の流れ(1例)
上旬
- ・給付管理業務
- ・要介護認定更新申請(の代行)
- ・ショートステイの申込み
中旬
- ・サービス利用票の送付
- ・新規ケース対応
- ・認定調査
中旬~下旬
- ・サービス提供票の送付
- ・認定更新を踏まえたサービス担当者会議
- ・翌月の準備
時期関係なく
- ・サービス調整
- ・新規相談対応
- ・状態変化、サービス変更等のサービス担当者会議
月の前半・後半は事務処理メイン、中旬に利用者と向き合う
新規の利用者や緊急対応などもありますので、スパッと分けることはできませんが、ざっくりと分けるなら、前半と後半は給付管理等の事務処理をメインに行いつつ、ケアマネジメントプロセスも行いながら、少し落ち着く中旬から下旬にかけてモニタリングやサービス担当者会議などを予定していくのが一般的な流れとなります(月間を通じて相談業務は行いますが)。
さらにここに、事例検討会や地域ケア会議への出席、研修会、勉強会への出席といった関連業務から情報収集、場合によっては営業まで、多くの業務をこなします。ケアマネジャーとしての最初の1歩は、こうした多岐にわたる業務のスケジュール管理をしっかりと行っていくことから始まっていくのです。
Vol.1でも触れましたが、ここで紹介しているのは、一般的なケアマネジャーの1か月の例です。最初から、こんなにスムーズに1か月を運ぶのは難しいかもしれません。1日の流れを掴めるようになっていけば、次第に1か月の仕事の流れも掴めてくることでしょう。
焦らず、じっくり積み上げてください。
Vol.3は11月4日(木)に掲載予定