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私はこうして合格しました!

難関を突破して晴れてケアマネジャーの資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かすためのアイデアなどについてうかがいました。


第90回 K・Mさん

K・Mさん
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
施設入居相談、ショートステイ利用調整、入居者の支援業務等

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K・Mさんが使った参考書など

K・Mさんの合格までの道のり

K・Mさんの考える必勝三か条

  • 必ず毎日テキストを開く
  • 試験のための勉強ではなく、自分の成長のためと意識づける
  • 試験を楽しむ

ケアマネジャーの受験を決意した理由

 現在、特別養護老人ホームで、利用者の入居相談やショートステイサービスの利用相談など、相談調整業務を担当されているK・Mさんですが、ケアマネジャーを受験するきっかけがありましたら教えてください。
 「日頃の相談員業務を行う中で、基礎知識をもっと勉強したいという思いをずっと抱いていましたが、業務に追われる毎日でした。
 しかし、ケアマネジャー試験を受験するにあたって、勉強に取り組む環境を作り出すことで日常の環境に言い訳することなく取り組むよう自分を持っていきたかったことが、そもそもの発端かもしれません。
 また、仕事柄サービス担当者会議に出席する機会があるため、相談員とは異なる“ケアマネジャー”としての視点を自分も得ることで、福祉に関わる者としての視野を広げたいという思いもあり、受験を決意しました。」

テキストは1冊に絞って毎日開く

 日々のお仕事でお忙しい日々を送っていたK・Mさんですが、どのように学習を進められたのでしょうか。
 「帰宅後、何かをする合間でもいいので『毎日テキストを開く』ということを自分に義務づけました。
 あとは、通勤の間に公共交通機関を使用していたので、1ページでもじっくり読む時間を作ったり、幸い職場で週1回3時間ほど受験に向けての講習会を開かれていたので、この時間に集中して知識を詰め込む時間を作ったりして確保していました。
 使用したテキストは1つに絞り、全ページに確実に目を通すことを目標としていました。」

合格後の変化

 目標だったケアマネジャー試験に見事合格されたK・Mさんですが、合格して心境の変化はありましたか?
 「試験に合格した後は、前期後期にわたる実務研修が必須ですが、この研修であらゆる職種の方たちとのグループワークをできたことが、相談援助職としての経験しかなかった自分にとって大変見聞の広がる思いでした。
 また、“新しい情報を得るためのアンテナを張る”という意識が強くなったように感じます。」

これから受験する方に向けて

 これから受験する方にメッセージをお願いします。
 「個人的には、試験勉強をただの試験勉強としてだけで終わらせない、という気持ちがモチベーションの維持になりました。
 勉強期間を長く取ることでモチベーションが低下してきてしまったり…ということもあるかもしれません。また、仕事との両立でなかなか集中できないこともあると思います。
 そんな時は、テキストとにらめっこしてばかりでなく、利用者はもちろん、職場の先輩や同僚と接してみてください。すると、テキストから得た頭の中だけの知識だったことが、活きた知識としてストンと落ちてくる瞬間があります。
 活きた知識を試験で出し切る、という意識で取り組んでみてはいかがでしょうか。」
 難しいといわれるケアマネジャー試験を、「自分のための成長」と意識づけ、「試験を楽しむ」ことで見事合格を勝ち取ったK・Mさん。持ち前の向上心で、これからますます活躍されることでしょう。


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