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先輩ケアマネジャーからのアドバイス!

難関を突破して晴れてケアマネジャーの資格を取得した後、実務研修やケアマネ業務がスタートするまでの間にどんなことを準備しておくとよいのでしょうか。
先輩ケアマネがどんなことを実践していたのか、お話をうかがいました。


第2回:A・Hさん(居宅介護支援事業所(東京都)・ケアマネジャー)後編

ケアマネとしての勤務がスタートするまでにどんなことをすべき?

①ケアマネ業務の内容と流れを整理!

 ケアプラン作成やモニタリング、ケアプラン変更、サービス担当者会議の進め方など、ケアマネ業務の復習は、必ずやっておくべきです。さまざまな事情で入社後に十分な学びの時間をとれないこともあるからです。
 私の場合、入社が前任者の退職のタイミングと重なったため、配属後はすぐに20件近くのケースを引き継ぎ、2回目からは一人で訪問することになりました。その際、とても頼りになったのが、実務研修でもらった基本の手順書でした。先輩ケアマネも忙しくしているなか、業務の流れがわかっていれば、要点を押さえて質問をすることもできるので、研修で学んだ内容の整理は必須だと思います。

②パソコン操作に慣れよう!

 ケアマネ業務では、多様な書類の作成が求められます。タイピングの練習をしたり、WordやExcelといった基本的なソフトの操作に慣れておくと、入社後に戸惑うことが減ると思います。

③基本マナーをおさらい!

 利用者や家族との信頼関係を構築するうえでは、接遇やマナーが欠かせません。基本的なことではありますが、外見や身だしなみ、表情、姿勢、言葉づかい、名刺交換の方法などをあらためて学び直しておくと、初回訪問のときから役立つと思います。

新任ケアマネに一言!

 ケアマネジャーになり立ての頃は、アセスメントが研修のようにはうまくいかなかったり、ケアプラン作成に想像以上に時間がかかってしまったりすることもあると思います。ですが、最初は「できる・できない」よりも、一つひとつの業務がもつ意味を理解することのほうが大切です。誰もが通った道ですので、先輩ケアマネにも相談しながら、ケアマネ業務に慣れていってもらえればと思います。

第3回は11月2日(火)に掲載予定