介護実習に行く前のモヤモヤをサクっと解消!
「介護実習」は、養成施設の学生さんが必ず通る道。でも、介護実習へのワクワク感よりも不安や疑問などモヤモヤ感が先立つ人が多いのではないでしょうか。
- ・どんな服装で行けばいいの?
- ・実習中に具合が悪くなったら?
- ・施設の職員さんは怖いって聞くけどホント!?
- ・利用者さんと何を話せばいいの?
- ・職員さんによって言うことが違う!?
- ・記録はいつ、どこで書くの?
- ・最後に記念撮影をしてもいい?
- ・実習の振り返りって何をするの?
など、知りたいことはたくさんあるのに、学校の教科書にはそれらに対する答えは載っていません。
そのため、大丈夫だろうと思ってしたことが実は介護職としてNGだったり、実は利用者さんの命にかかわることだったり、その場になって「これってどうするの!?」「えー、どうしよう!」なんて困ったり慌てたりしてしまうことも…。
そこで本書では、養成施設の教員と実習指導者に、上記のような実習生の「ホントに知りたいこと」にQ&A形式で答えてもらいました。実習指導者からは、「頑張っているなぁと感心した実習生」「これは困るという実習生」など、具体的に解説してもらっているので、そこを読むだけでも実習に対する気持ちが変わってくるはず。また、介護実習を終えた先輩の「つぶやき」も掲載しているので、皆同じような疑問や不安を抱えて実習に臨んできたことが理解してもらえると思います。
もちろん、本書の著者も介護実習の経験者。皆さんの先輩です。つまり、この本自体がまるまる先輩談といえるでしょう。「介護実習に行く前にこの本を読んでもらうことで、モヤモヤを少しでも解消してもらいたい」「こういう気持ちで実習に取り組んでほしい」そんな先輩たちの思いが詰まった本になっています。
そして、いつか皆さんが現場で実習生を指導することになったとき、もう一度この本を開いてください。実習生が何に不安を感じているのか、何に困っているのかを振り返り、同じ経験をした先輩として相談にのってあげてください。
せっかく与えられた介護実習の機会。本書によって、皆さんの介護実習への不安が少しでも解消され、有意義な介護実習が送れることを願います。
(中央法規出版 第1編集部 仲真美智留)