「生活支援技術の基本」がわかる、実践できる、指導できる!
介護職として、これだけは理解し、身に付けておいてほしいという「生活支援技術の基本」をまとめたDVDです。このDVDでは、
- ・「尊厳の保持」「利用者主体」「自立支援」「安全」などの生活支援技術の基本理念を、「介護」という技術で提供するにはどうしたらよいのか
- ・利用者の状態に合わせた技術とは、どのようなものなのか
- ・自立支援と安全を両立させる方法は何か
- ・なぜそのような方法で介護を行うのか
本DVDの特徴
介護技術の「間」
できるだけ途中に解説を入れずに、全体の流れを見せることにこだわりました。そのことで、「利用者の時間の流れ」を大切にした「待つ時間」などの「間」を感じ取ることができます。
各技術の「根拠」とポイント解説
各技術の映像の後に、「なぜ、そのような方法で行うのか」という根拠やポイントを、主に「自立支援」と「安全」の視点から解説しています。これらを理解することで、利用者のその日、その時の状況に応じた技術を見つけ出す手がかりを得ることができます。
「よい例」と「悪い例」の比較
比較が可能なものについては、「よい例」と「悪い例」を紹介し、どこが悪いのか、なぜ悪いのかを解説しています。あえて「悪い例」を示すことで、日頃のかかわりや自分の介助方法を見直すきっかけになります。
介護職に必要な基本技術を網羅
「手洗いの方法」や「ベッドメイキング」「車いすの安全点検」など、利用者に接する前に必要な技術、スライディングシートやスライディングボード、移動用リフトなどの福祉用具を利用した介助の方法、布おむつの交換、靴下や靴、ゆかたの着脱の介助など、一度きちんと学んでおきたい技術など、介護職に求められる生活支援技術の基本をていねいに紹介しています。
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撮影は主に、都内の介護老人保健施設と特別養護老人ホームで行いました。「介護職」として出演していただいた二人は、これらの施設で実際に働いている介護福祉士です。勤務日程を調整しつつ、休日返上で撮影に協力してくださいました。撮影中に入居者の方に声をかけられたり、介助をお願いされたりと、終始なごやかな雰囲気のなかで、10日間にわたる撮影を終えました。
本DVDは、介護福祉士、看護師、理学療法士、歯科医師の方々にご協力いただきました。企画の段階では、いくつかの施設にヒアリングをさせていただき、介護の現場で今求められている「生活支援技術」についてご意見をいただき、参考にさせていただきました。生活支援技術の「スタンダード」を追求しながら作成したDVDですが、多職種の視点も含めた、これまでにない「新しさ」を感じていただける内容になっています。
養成校の「生活支援技術」の授業における視聴覚教材として、また、介護の現場における新人研修・スキルアップ研修など、各種研修事業の映像資料として、ぜひご活用ください。
(中央法規出版 第1編集部 須貝牧子)