Q&Aでわかる!介護施設の看護実務 特養の実地指導・連携・ケア
内容紹介
高齢者施設の看護師って?
介護施設に勤務する看護師の業務内容や考え方、介護職などの他職種との連携について、介護職が看護師に望んでいることなど、アンケートの回答をもとに、現場で働いている看護師に必要とされる項目をQ&Aの形で紹介していきます。
また、すぐに使える帳票類を豊富に掲載し、具体的に解説しました。
本書で取り上げた内容は以下のとおりです。
看護ケアについて
日々の健康管理
口腔ケア
認知症入所者への対応
緊急時の対応
感染症対策
看取り
他職種との連携について
介護職員・施設ケアマネジャー・生活相談員・地域住民・医師・歯科医師・歯科衛生士・栄養士とのかかわり
信頼関係の構築
実地指導にかかわること
施設に必要な研修とその内容
施設に必要な委員会とその役割
災害に備えて準備しておくこと
入所者決定の判定基準、特例入所の要件
市町村への報告事項(事故報告)
身体拘束が必要なとき
重要事項説明書の変更
加算の届出
記録作成時に注意すること
勤務表作成時に注意すること
施設サービス計画書作成時に注意すること
文書の保存期間
編集者から読者へのメッセージ
看護師として高齢者施設で勤務してみると
「病院より楽だと思っていたけど違った」
「看護師としての役割がよくわからない」
「看護ケアのスキルが活かせない」
「医師がいないので判断に迷う」
「医療のことを理解してもらえない」
「他職種との連携が難しい」
「介護の知識に自信がない」
「責任が重くて不安」
……そして、辞めていく看護師も少なくないようです。
アンケート結果から見えたもの
介護施設に勤務する看護師の役割と業務内容について、長崎県の特別養護老人ホームに勤務している看護師、介護職員に対して著者らがアンケート調査を行い、看護師74名、介護職315名からの回答を得ました。
そのアンケート結果から現場で抱えている問題や課題をとらえて61の「Question」を設定し、解決が図られるように「Answer」と「解説」を構成しました。
アンケートで得たデータを統計的にまとめたものではありません。
主な目次
はじめに
1. 実地指導にかかわること
2. 日々の健康管理
3. 介護職員とのかかわり
4. 施設ケアマネジャーとのかかわり
5. 生活相談員とのかかわり
6. 地域住民との連携
7. 主治医、協力病院
8. 栄養士とのかかわり
9. 口腔ケア
10. 信頼関係の構築
11. 認知症入所者への対応
12. 緊急時の対応
13. 感染症対策
14. 看取り
おわりに
索引
著者情報
前川静恵(まえかわしずえ)
1948年生まれ、看護師・介護支援専門員
社団法人是真会病院病棟師長、慈恵病院看護部長、長崎市医師会保健福祉センター、老人保健施設ハーモニーガーデン副施設長、有限会Gracias かいごの花みずき施設長、株式会社パールの風代表取締役、社会福祉法人鳳彰會副理事長などを経て、現在社会福祉法人鳳彰會理事、特別養護老人ホームひこばえ施設長、ケアハウスひこばえの苑施設長。
主な著書に、『訪問介護事業所サービス提供責任者仕事ハンドブック』中央法規出版2006、改訂版2009、三訂版2013、『デイサービス業務実践ハンドブック』中央法規出版2014、改訂版2015、など。
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Q&Aでわかる!介護施設の看護実務 特養の実地指導・連携・ケア
判型:B5
頁数:148頁
価格:2,640円 (税込)
発行日:2022/10/25