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看護にいかす画像の見かたガイド――X線・CT・MRI・エコーでアセスメントの精度が上がる

内容紹介

豊富な写真とWEB動画で、検査画像の基礎知識から読み取り方のコツまでわかりやすく解説しました。
X線、CT、MRI、エコーなどの検査画像を正常例、疾患別で示しています。
看護師がアセスメントで活用できるように「これだけ押さえておけば安心」という見かたのポイントを示しています。

X線、CT、MRI、エコーの読み方のコツがわかる!

それぞれの検査について、画像の読み方の基本的にな知識をわかりやすく解説しているので、他の専門職の解説が理解できます。また病変部位の見かたのポイントがわかります。

40以上の疾患の画像とスマホで動画が見れる!

脳内出血や肺炎など、部位ごとに分けて、看護師が出会うことが多い疾患の画像と動画を掲載しました。疾患の病態・症状・身体所見と画像・動画、そして看護ケアの目線、情報収集~看護ケアに至るまでの悩めるポイントを網羅しています。

ポケットエコーを活用できる!

ポケットエコーの見かたを解説しました。たとえば、褥瘡、便秘、チューブ・カテーテルの検査・ケアの参考にできます。

編集者から読者へのメッセージ

電子カルテが普及し、また遠隔医療が行われるようになりました。
画像診断は医師が行いますが、看護師も画像の見かたの知識をもっていると、アセスメントを正確に行うことができ、看護に役立てることができます。
訪問看護の現場では、ポケットエコーを活用して、患者さんをみて、画像を送って、チームで情報を共有することで、よりよい医療を行うことができる体制が整いつつあります。
そのような状況のなかで、本書は、画像の基本的な見かたとその看護師の役割をまとめました。
画像がわかると看護が変わります。たくさんの画像と動画を見ることができますので、病棟などに置いておけば、調べるときも便利です。
画像を学ぶための入門書として読んでいただけると幸いです。

主な目次

第1章 ヘルスアセスメントの重要性と画像検査の役割

第2章 画像の特徴
1.X線の特徴
2.CTの特徴
3.MRIの特徴
4.エコー(超音波検査)の特徴

第3章画像の見え方と見方
1.X線写真の基本的な見え方と見方
 ①頭頸部X線写真
 ②胸部X線写真
 ③腹部X線写真
 ④四肢X線写真
2.CTの基本的な見え方と見方
 ①頭部CT
 ②胸部CT59
 ③腹部CT
 ④四肢CT:骨疾患
3.MRIの基本的な見え方と見方
 ①頭部MRI
 ②胸部MRI
 ③腹部MRI764四肢MRI80
4.エコーの基本的な見え方と見方
 ①頭頸部エコー
 ②胸部(心臓)エコー86
 ③腹部~骨盤部エコー
 ④下肢血管エコー96

第4章 身体所見プラス画像診断からのアセスメント,そしてケアへ
1.頭頸部(脊髄)
 A.頭蓋内
 ①脳内出血(脳出血,くも膜下出血等)
 ②脳梗塞
 ③頭部外傷
 ④脳腫瘍
 B.脊髄病変
 ①脊髄損傷
 ②脊柱管狭窄症
 ③圧迫骨折
 ④椎間板ヘルニア
 C.その他の疾患
 ①副鼻腔炎
 ②バセドウ病134
 D.その他
 ①経鼻胃カテーテル・挿管チューブ
2.胸部
 A.呼吸器疾患
 ①無気肺
 ②肺炎
 ③特発性間質性肺炎(特発性肺線維症)
 ④胸水
 ⑤気胸(自然)
 ⑥肺水腫
 ⑦肺がん
 ⑧肺気腫(COPD)
 ⑨肺血栓塞栓症
 B.心疾患
 ①急性冠症候群(ACS)
 ②弁膜症165
 C.大血管疾患
 ①大動脈解離
 D.その他の疾患
 ①食道がん
 ②乳がん(乳腺腫瘍)
3.腹部~骨盤
 A.消化器
 ①胃がん
 ②大腸がん
 ③腸炎
 ④虫垂炎
 ⑤腸閉塞
 ⑥便秘
 B.肝臓,胆道系
 ①肝炎・肝臓がん
 ②胆石症胆囊炎197
 C.膵臓
 ①膵炎
 D.泌尿器
 ①慢性腎臓病(CKD)
 ②腎盂腎炎
 ③尿管結石
 ④膀胱炎
 ⑤前立腺肥大症
 E.臀部
 ①褥瘡
 F.その他
 ①膀胱留置カテーテルや膀胱ろう・腎ろうカテーテル
4.下肢血管
 ①閉塞性動脈硬化症(ASO)
 ②深部静脈血栓症(DVT)226

第5章 エコーの可能性
1.看護にも使えるポケットサイズのエコー
2.在宅におけるエコーの可能性

著者情報

編集
林尚三 (公益社団法人有隣厚生会富士病院/ クリティカルケア認定看護師)

医学監修
今木隆太 (大和市立病院循環器内科上級医長)

画像監修
廣瀬和秀 (公益社団法人有隣厚生会富士病院法人放射線部門統括副部長兼技師長)