メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

認知症の人を元気にする言葉かけ・不安にさせる言葉かけ

内容紹介

 本書は、不安からさまざまな行動をとってしまう認知症の人とのコミュニケーションをわかりやすく解説。介助の場面やBPSDの出現場面ごと、適切な言葉かけ(対応)と不安にさせる言葉かけ(対応)を具体的に整理。認知症の人に安心して生活してほしいと願う介護職や家族介護者に役立つ1冊。

さまざまな場面

 着替えや食事、排泄の介助場面から、見当識障害や失語・失認などの中核症状の出現場面、徘徊や物盗られ妄想などのBPSDの出現場面まで、16の場面での対応について紹介。応用して使えるので、現場ですぐに役立ちます!

編集者から読者へのメッセージ

 本書は、見知らぬ人に囲まれて不安のさなかにいる人を、危ないからと言っていすに無理やり座らせてじっとさせる介護者になるか…、それとも、周囲を明るい灯りで照らして、ここは安全だよ、と寄り添う介護者になるか…、そんなお話から始まっています。
 そして、全体を通じて、認知症の人に「安心してもらえるケア」について伝えています。実践に基づく「うまくいった言葉かけ」を多数、紹介。こういう方法もあるのか、と選択肢の一つとして捉えて活用してもらえれば幸いです。

主な目次

第1章 コミュニケーションのきほん
第2章 コミュニケーションに活かす! 認知症のキソ知識
第3章 認知症の人への言葉かけ
第4章 場面別 認知症の人が安心する言葉かけ

著者情報

尾渡順子(おわたりじゅんこ)
医療法人中村会介護老人保健施設あさひな
認知症介護レクリエーション実践研究会
介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、認知症ケア上級専門士、介護予防指導士、介護教員資格等を保持。介護職として働く傍ら、レクや認知症、コミュニケーションに関する研修講師も務める。2018年4月より現職。
2014年、アメリカオレゴン州のポートランドコミュニティカレッジにて認知症ケアを学び、米国アクティビティディレクター資格を取得。
看護専門学校や福祉大学等で非常勤講師を務め、介護情報誌やメディアにおいて執筆も手掛ける。近年は一般企業の製品開発や社員教育にも関わっている。
著書に「みんなで楽しめる高齢者の年中行事&レクリエーション(ナツメ社)「おはよう21増刊号 楽しい!盛り上がる!レクリエーション大百科」(中央法規出版)「介護現場で使えるコミュニケーション便利帖(翔泳社)「介護で使える言葉がけシーン別実例250」(つちや書店)「笑わせてなんぼのポジティブレクリエーション(日総研出版)、認知症の人もいっしょにできる高齢者レクリエーション(講談社)他、多数。